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医療機関のルール

クリニックのホームページに院長の写真・プロフィールを載せる時の注意点

公開 2026年10月25日 約4分で読めます

「院長紹介のページ、開業した時の写真のままになっていないだろうか」。そう気になったことはありませんか。患者さんは、初めて受診する前に、どんな先生が診てくださるのかをホームページで確かめることが多いものです。写真の使い方、経歴の書き方、スタッフの写真の同意など、載せる側の確認点は意外と多くあります。この記事では、院長やスタッフの紹介を載せる時に院内で決めておくことと、掲載後の見直しの習慣を、院長・事務長の方向けにまとめます。

院長紹介のページは、患者さんが最初に見るページのひとつ

クリニックを選ぶ時、患者さんは診療内容や診療時間に加えて、「どんな先生が診てくださるのか」を気にします。院長のプロフィールや写真は、初めて受診する方にとって、安心して来院できるかを判断する材料になります。

だからこそ、載せる内容や写真の扱いは、丁寧に決めておきたいところです。載せる前に決めておくことが曖昧だと、あとで次のような問題が起きやすくなります。

  • 写真の撮影者との間で、使ってよい範囲があいまいなまま掲載している
  • 開業時の古い写真や経歴のまま、何年も更新していない
  • 経歴や資格の書き方が、医療広告として適切か分からない
  • 退職したスタッフの写真が残っている

特に、複数の医師や職員が在籍する医院では、紹介ページの更新が後回しになりやすくなります。誰が更新の担当で、いつ見直すのかを決めておかないと、気づかないうちに実際の体制と違う内容が載ったままになります。

この記事では、院長やスタッフの紹介を載せる時の確認点と、載せたあとの見直しの習慣をまとめます。法律や医療広告の判断が絡む部分は断定せず、専門窓口にご確認いただくことを前提としています。

載せる前に決めておく:内容と範囲

紹介ページに載せる内容は、「患者さんが知りたいこと」と「本人が公開してよいと思うこと」の重なる範囲で決めます。

項目載せることが多い内容院内で決めておくこと
経歴出身大学、勤務先、専門の分野どこまで年次を載せるか
診療方針大切にしている考え方本人の言葉で書くか、整えるか
資格取得している資格・所属学会事実のとおりの名称で書く
写真院長の顔写真、診療中の様子撮影者・使ってよい範囲を確認
私的な情報趣味など公開してよいか本人に確認する

写真や紹介文は、本人が最終的に確認してから公開することが大切です。制作会社が文章を整える場合も、事実と違う表現になっていないかを、本人がしっかり目を通すようにしてください。

院長の写真やプロフィールをホームページに載せる前に確認する流れの図です。載せる内容を決める、本人が内容を確認する、写真の権利と使い方を確認する、経歴や資格の表記を確認する、定期的に見直す、の順に進めます。
院長紹介ページを載せる前の確認の流れ

写真の権利と、使い方の確認

プロのカメラマンに撮影してもらった写真は、撮影者に権利があることが一般的です。撮影の依頼の際にどこまで使ってよいかを確認していないと、あとでホームページ以外に使いたい時に困ることがあります。

撮影を依頼する時は、次の点を書面かメールで残しておくと安心です。

  • ホームページに掲載してよいか、掲載期間に制限はないか
  • パンフレット・看板・SNSなど、ほかの媒体に使ってよいか
  • 加工(切り抜きや色の調整)をしてよいか
  • 撮影の元データを医院側で保管できるか

写真や文章の権利の扱いは、契約の内容によって変わります。個別の判断は、専門家にご確認ください。

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スタッフの写真を載せる場合は、院長以上に本人の意向への配慮が必要です。同意を得た内容と日付を記録し、退職や本人の希望があった時にすぐ外せるように、院内で手順を決めておきましょう。

経歴・資格の書き方と、医療広告の考え方

院長紹介は、患者さんが医院を選ぶ際の情報として、広告にあたる場合があります。載せてよい内容や書き方には、厚生労働省の医療広告ガイドラインに沿った考え方が必要です。

ポイント

「この表現は載せてよいか」の判断は、ホームページの制作会社ではなく、医療広告の所管である保健所等にご確認ください。この記事では、個別の表現についての可否は断定していません。

ホームページ側でできる確認としては、次のような点があります。

確認すること理由
経歴や資格の名称が、正式な名称と合っているか略称や通称は、読む方に誤解を与えることがある
古い情報のままになっていないか所属や役職が変わっていると、事実と食い違う
写真の加工が行き過ぎていないか実際の様子と大きく違うと、来院時に不信感を持たれる
体験談のような表現を使っていないか医療広告の考え方に関わるため、迷う場合は確認する

医療広告に関する基本的な考え方は、医療広告ガイドラインとホームページの記事でも整理しています。

掲載後の見直しと、困った時の相談先

紹介ページは、載せた時が一番正確で、時間が経つほど実際とずれていきます。院内で、次の機会に見直す習慣をつけておくと安心です。

  • 年に一度の点検の日に、経歴・資格・所属が現在の内容になっているか確かめる
  • 役職や診療体制が変わった時に、あわせて直す
  • スタッフの入れ替わりがあった時に、紹介ページを手順の中で更新する
  • 写真が何年も前のものになっていないか確かめる

点検のたびに、直した内容は記録しておきましょう。やり方は更新履歴を残す方法にまとめています。

紹介ページの文面や写真の扱いについては、制作会社に相談することもできますが、医療広告の判断は別の窓口になります。「今の制作会社との契約はそのまま、ホームページ全体を第三者に見てほしい」という場合は、HPドクターの無料セカンドオピニオンをご利用いただけます。お問い合わせはこちらからどうぞ。

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よくあるご質問

院長の顔写真は載せたほうがよいですか?

決まりはありません。初めての方は「どんな先生か」を知りたいことが多いので、載せると安心してもらえる面はありますが、本人の意向を優先してください。

撮影してもらった写真は、パンフレットにも使えますか?

撮影の依頼時に決めた使用範囲によります。ホームページ用だけの許可の場合、パンフレットに使うには追加の確認が必要になることがあります。依頼時に書面で残しておくと安心です。

スタッフが退職したら、写真はすぐ外すべきですか?

本人の意向に沿って、早めに外す手順を決めておくことをおすすめします。退職時の手続きの中に「ホームページの紹介ページの確認」を入れておくと、漏れにくくなります。

経歴の書き方が医療広告として問題ないか不安です。

個別の表現の判断は、所管の保健所等にご確認ください。迷う表現は、載せる前に確認しておくと安心です。

紹介ページの更新は、どのくらいの頻度が目安ですか?

年に一度の点検に加えて、役職・所属・診療体制が変わった時に更新するのが目安です。

この記事は、クリニックのホームページの保守を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。運営会社は、医療法人・医療系企業の営業・採用・教育を支援する「MedLead」も提供しています。