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医療機関のルール

医院のホームページで使う写真・イラスト素材の選び方と確認点

公開 2026年10月30日 約5分で読めます

ホームページを更新する時に、「ここに載せる写真が足りない」「イラストを足したいけれど、どこから持ってきてよいのか分からない」と迷ったことはありませんか。診療の説明やお知らせのページには、文章だけでなく写真やイラストがあると、患者さんにとって読みやすくなります。一方で、素材の出どころや使ってよい条件を確かめないまま載せてしまうと、後から困ることもあります。この記事では、クリニックのホームページで使う素材の選び方と、載せる前に確認したい点を、院長・事務長の方向けにご説明します。

素材には、大きく3つの入手先があります

ホームページに載せる写真やイラストは、入手先によって性格が違います。まずは、どこから来た素材なのかを分けて考えると整理しやすくなります。

入手先特徴気をつけたい点
院内で撮影した写真医院の雰囲気がそのまま伝わる写り込んだ人や書類、画面の内容に注意する
制作会社が用意した素材デザインになじみやすい契約書で、使える範囲と期間を確かめる
素材サイトなどの素材手軽に探せて種類も多い利用条件を読み、条件を守って使う

どれが正解ということはありません。大切なのは、「この素材は誰のもので、どこまで使ってよいのか」を、医院として把握しておくことです。著作権の基本的な考え方は「医院のホームページの「著作権」と写真・文章の扱い」でも整理していますので、あわせてご覧ください。

院内で撮影する写真の選び方と注意点

院内や外観の写真は、初めて来院する患者さんにとって、いちばん安心につながる素材です。待合室、受付、診察室、院内の設備など、実際の様子が分かる写真は、素材サイトのものでは代わりになりません。

撮影の際は、次の点をあらかじめ確認しておきましょう。

  • 患者さんやご家族が写り込んでいないか(写る場合は、撮影の了承をどう取るかを決めておく)
  • 受付のパソコン画面、カルテ、予約表、掲示物などに個人の情報が写っていないか
  • スタッフの顔写真を載せる場合は、本人の了承を得て、退職時の扱いも決めておく
  • 診療内容を示す写真は、医療広告のルールに沿った内容かどうかを確かめる
  • スマホの写真には撮影場所の情報が入っていることがあるため、載せる前に確認する

医療広告として載せてよい内容かどうか迷う表現は、厚生労働省の医療広告ガイドラインに沿って確認し、判断に迷う場合は所管の保健所等にご確認ください。詳しくは「医療広告ガイドラインとホームページ、院長が押さえたいこと」で整理しています。

写真は「少し古い」が起きやすい素材です

院内の模様替えや機器の入れ替え、スタッフの入れ替わりがあると、写真が実際の様子と合わなくなります。年に一度、診療時間の確認などと一緒に、写真が今の医院と合っているかを見直す習慣をつけておくと安心です。

素材サイトの写真・イラストを使う前に確認すること

素材サイトにある写真やイラストは、「無料だから自由に使える」とは限りません。サイトごとに、利用の条件が決められています。載せる前に、次の順番で確かめておくと、後からの行き違いを避けられます。

  1. 利用条件のページを読む商用利用(医院のホームページのような、営業を目的とした利用)ができるかどうかを、まず確かめます。
  2. 表示のしかたを確認する作者名やサイト名の表示が必要な素材もあります。必要な場合は、決められた書き方で載せます。
  3. 加工してよいかを確認する色を変える、文字を重ねる、切り抜くといった加工が許されているかを確かめます。
  4. 人物が写った素材は特に慎重に人物の写真は、写っている方の権利に関する条件が付くことがあります。医療や身体にかかわる使い方が認められているかも確かめます。
  5. 入手先と条件を記録しておく素材の入手先、取得した日、利用条件のページを、簡単な一覧にして残しておきます。
素材を載せる前の確認の流れの図。①利用条件のページを読む、②表示のしかたを確認する、③加工してよいかを確認する、④人物が写った素材は特に慎重に確かめる、⑤入手先と条件を記録しておく。迷ったら載せずに制作会社へ相談する。
条件を確かめて記録を残してから載せる

条件の読み方が難しい場合や、法律にかかわる判断が必要な場合は、専門家にご確認ください。自己判断で進めず、載せる前に相談するのが安全です。

患者さんに伝わる素材にするための考え方

素材は、飾りのために載せるものではなく、患者さんの理解を助けるために載せるものです。選ぶ時には、次のような視点を持つと、迷いが減ります。

  • その写真は、何を伝えたいのか:雰囲気を伝えたいのか、手順を説明したいのかを先に決める
  • 不安をあおらない:治療や症状の写真は、見る人が不安になりすぎない表現にする
  • 実際の医院と合っているか:素材サイトの写真は、実際の院内と違う印象を与えないか確かめる
  • スマホで見やすいか:小さな画面でも内容が分かる大きさと明るさにする
  • 重すぎないか:画像が大きすぎると表示が遅くなるため、載せる前に大きさを整える

画像の重さについては「ホームページの画像が重い時の見直し方」に、確かめ方をまとめています。素材を増やす前に、一度ご覧ください。

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素材の管理を、保守の一部として決めておく

素材は、載せた時点では問題がなくても、時間がたつと「どこから持ってきたのか分からない」という状態になりがちです。担当者が変わった時や、制作会社を変える時に、困る場面が出てきます。

次のようなことを、医院の決まりとして決めておくと、安心して更新が続けられます。

  • 素材を追加する時は、入手先と利用条件を一覧に書く
  • 写真は、撮影した日と、載せてよい範囲(外部掲載の可否など)を記録する
  • 制作会社が用意した素材は、契約書で、制作会社を変えた後も使えるかを確認する
  • 不要になった素材は、ホームページ上からも、保管場所からも整理する

こうした管理は、日々の診療の合間では手が回りにくいものです。HPドクターは、月額10,000円〜30,000円(税別)・初期費用0円で、クリニックのホームページの保守をお引き受けするサービスです。担当者がつき、緊急時は24時間受付です。今の制作会社との契約はそのままでも大丈夫です。素材の扱いを含めて、今のホームページに不安がある方は、専門家による 無料セカンドオピニオン をご利用ください。

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今の制作会社との契約はそのままで、専門家が無料で詳しく確認し、「誰が何を直せばよいか」を制作会社にそのまま渡せる形でお送りします。

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よくあるご質問

無料の素材サイトの写真は、医院のホームページに自由に使えますか。

自由に使えるとは限りません。サイトごとに利用条件が決められており、営業目的の利用や加工、表示の方法に決まりがある場合があります。載せる前に利用条件のページを読み、条件を守って使ってください。

スタッフの写真を載せる時に気をつけることは何ですか。

本人の了承を得ることが基本です。あわせて、退職した時に写真を外す手順も決めておくと安心です。

院内の写真に患者さんが写り込んでしまいました。

そのまま載せず、写っていない写真に差し替えるか、載せない判断をするのが安全です。撮影の際は、患者さんのいない時間帯に撮ることをおすすめします。

制作会社が用意した素材は、制作会社を変えても使えますか。

契約の内容によって異なります。素材の権利や使える範囲は、契約書や制作会社への確認で明らかにしておく必要があります。

素材の使い方で迷った時は、どこに相談すればよいですか。

まずは制作会社や保守会社にご相談ください。法律にかかわる判断は、専門家にご確認ください。HPドクターでも、無料セカンドオピニオンでご相談を受け付けています。

この記事は、クリニックのホームページの保守を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。運営会社は、医療法人・医療系企業の営業・採用・教育を支援する「MedLead」も提供しています。