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セキュリティ・弱点

院内の無線ネットワークとホームページ管理の関係

公開 2026年10月31日 約4分で読めます

待合室で患者さんに使ってもらう無線(Wi-Fi)と、受付や事務室のパソコンがつながる回線が、実は同じものだった。そんなお話を伺うことがあります。ホームページの管理画面は、院内のパソコンから開くことが多く、院内のネットワークの状態は、ホームページの安全とも無関係ではありません。この記事では、専門用語をかみくだきながら、院内の無線ネットワークとホームページ管理の関係、見直したい点をまとめます。機器の設定は専門の方に任せ、院長・事務長の方が確認できる範囲に絞ってご説明します。

院内のネットワークと、ホームページの管理画面は別の話?

ホームページの管理画面は、インターネット上にあります。院内のネットワークの中にあるわけではありません。ですから、「院内の無線を直せば、ホームページが安全になる」という関係ではありません。

ただ、管理画面に入るのは、院内のパソコンやスマホであることが多いはずです。つまり、院内の機器が守られていないと、そこに保存されたパスワードや、開いたままの管理画面が、弱点になり得ます。

たとえるなら、ホームページの管理画面は、医院の外にある貸し金庫のようなものです。金庫自体が頑丈でも、鍵を入れた引き出しが誰でも開けられる状態だと、安心できません。院内のネットワークは、その「鍵を持ち歩く場所」にあたります。

院内のパソコンとホームページの管理を分けて考えるでも、似た視点でご紹介しています。

院内の無線は、ホームページとは別の仕事として整理します

機器の設定は、院内のシステムを担当している業者や、ネットワークの専門の方に確認するのが基本です。この記事では、その前に院内で把握しておきたいことを扱います。

無線ネットワークで確認したい点

無線ネットワークで、院長や事務長の方が把握しておくと役立つ点を表にまとめました。専門の用語は、かんたんな言葉に置き換えています。

確認する点どういうことか聞き方の例
無線の名前とパスワード院内の無線につなぐための名前と合言葉最後に変えたのはいつですか
患者さん用との分離来院者用と、院内の事務用が別の回線か来院者用と事務用は分かれていますか
機器の古さ無線の機器や設定が古いまま使われていないか機器の更新の予定はありますか
つないでいる機器どんな機器が無線につながっているか一覧を見せてもらえますか

特に、来院者用の無線と、院内の事務用の回線を分けておくことは大切です。同じ回線につながっていると、来院者のスマホと、受付のパソコンが同じ場所に並ぶことになるためです。

パスワードが長年変わっていない場合は、見直しの時期かもしれません。スタッフの入れ替わりがあった時にも、合わせて確認するとよいでしょう。スタッフが退職した時にホームページ側でやることも、あわせて確認してください。

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管理画面に入る端末と、人の取り決め

次に、ホームページの管理画面に入る時の取り決めです。ここは、ホームページ側で整理できる部分です。

  • 管理画面に入ってよい人を、必要な人だけに限る
  • パスワードを共有せず、人ごとにアカウントを分ける
  • 共用のパソコンに、パスワードを保存したままにしない
  • 院外(自宅や外出先)から入る場合の、ルールを決める
  • 二段階認証を使い、パスワードだけで入れない状態にする

二段階認証については、二段階認証とは?で詳しくご紹介しています。公共の場所の無線につないで管理画面を開くことは、できるだけ避ける、という考え方もあります。

パスワードの扱いは、ホームページのパスワード管理、院内で誰が持っておくべき?にまとめました。

また、管理画面の入り方の基本ルールを、院内の文書として残しておくと、担当が替わっても迷いません。管理画面に入れる人を見直すチェックリストも活用できます。

見直しの進め方

院内の無線とホームページ管理を、まとめて見直す時は、次の順番が分かりやすいです。

  1. 現状を書き出す院内でつながっている機器と、管理画面に入る人・端末を一覧にします。
  2. 専門の方に確認する無線の分離や設定の状態を、担当の業者に確認します。
  3. 管理画面の入り方を決める入れる人、端末、認証の方法を決めます。
  4. 決めたことを文書にする誰が見ても分かる形で残し、担当が替わる時に引き継ぎます。
院内の無線ネットワークとホームページ管理の関係の図です。院内の機器、無線の設定、患者さん用の無線の分離、管理画面に入る人と端末の取り決めの4点を整理し、院内用と来院者用の回線を分けて考える流れを示しています。
院内ネットワークとホームページ管理の整理

見直しは、一度で完璧を目指さなくても構いません。まずは現状の一覧を作るだけでも、抜けや古い設定に気づきやすくなります。

ホームページ側の安全も、あわせて確認しましょう

院内のネットワークを整えても、ホームページ側が古いままだと、別の入口から弱点が見つかることがあります。院内の守りとホームページの守りは、両方を見ておくのが安心です。

  • WordPressやプラグイン、PHPの更新が行われているか
  • ホームページの通信が暗号化されているか(アドレス欄の鍵マーク)
  • バックアップが取られ、戻せる状態か
  • 管理画面の不審なログインがないか

医療情報システムの安全管理ガイドラインとホームページでは、院内のシステムとの関係にもふれています。基準の読み方で迷う点は、専門の方にご確認ください。

HPドクターでは、ホームページ側の点検を担当制でお受けしています。院内のネットワーク機器の設定そのものは範囲外ですが、管理画面の入り方の整理は一緒に考えられます。まずは無料の自動診断で現状を確かめるか、無料セカンドオピニオンでご相談ください。今の制作会社との契約はそのままで構いません。

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よくあるご質問

院内の無線を直せば、ホームページも安全になりますか?

ホームページの管理画面は院外にあるため、直接の関係はありません。ただ、管理画面に入る院内の機器が守られているかは、間接的に関わります。両方を見ておくと安心です。

患者さん用の無線は、分けたほうがよいですか?

来院者用と院内の事務用は、分けて考えるのが一般的です。具体的な設定は、院内のシステムを担当している業者などにご確認ください。

無線のパスワードは、どのくらいの間隔で変えればよいですか?

決まった間隔はありませんが、スタッフの入れ替わりがあった時や、長く変えていない時が見直しの目安です。

自宅から管理画面に入ってもよいですか?

入れるかどうかは、院内でルールを決めます。使う端末や、二段階認証の有無を決めておくと安心です。

院内ネットワークの設定も、HPドクターに頼めますか?

HPドクターの対象はホームページ側です。院内の機器の設定は、担当の業者にご相談ください。管理画面の入り方の整理は、一緒にお考えできます。

この記事は、クリニックのホームページの保守を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。運営会社は、医療法人・医療系企業の営業・採用・教育を支援する「MedLead」も提供しています。