更新・保守
「ホームページが遅い」と言われた時に確かめたいこと
「先生、医院のホームページ、開くのに時間がかかりますよ」と言われたことはありませんか。患者さんは、表示が遅いと途中で閉じてしまうことがあります。予約の画面や診療時間のページが遅いと、お困りになる方も出てきます。ただ、遅い原因は一つではなく、写真の大きさ、追加機能、サーバーの契約、仕組みの古さなどさまざまです。この記事では、院長・事務長の方が専門知識なしで確かめられる順番と、制作会社や保守会社に相談する時の伝え方を整理します。
「遅い」には、いくつかの種類があります
一口に「ホームページが遅い」と言っても、実は状況はいろいろです。まず、どんな遅さかを切り分けることが、原因を探す出発点になります。
- 最初の画面が出るまでに時間がかかる(真っ白な時間が長い)
- 画面は出るが、写真や地図がなかなか表示されない
- 予約や問い合わせのボタンを押したあとの反応が遅い
- 特定の時間帯(診療の前後、夜など)だけ遅い
- 特定のページだけ遅い
たとえば「最初の画面が出るまで長い」場合は、サーバーや仕組みの側に原因があることが多く、「写真の表示だけが遅い」場合は、写真の大きさが関係していることが多い、というように、遅さの種類によって見るべき場所が変わります。
また、見ている側の環境が原因のこともあります。院内のWi-Fiが混んでいる、スマホの電波が弱い、といったことで遅く感じる場合もあるため、ホームページ側の問題かどうかを最初に確認しておくと、無駄な調査を避けられます。
まず自分でできる、3つの確認
専門の道具がなくても、次の3つは今日からでも試せます。結果を書き留めておくと、制作会社や保守会社に相談する時にとても役立ちます。
- スマホとパソコン、別の回線で開いてみる院内のWi-Fi、スマホのモバイル回線、ご自宅など、できるだけ違う環境で開き、どこでも遅いのか、特定の環境だけ遅いのかを見ます。どこでも遅いなら、ホームページ側に原因がある可能性が高くなります。
- 時間帯を変えて開いてみる診療前、昼休み、夜などで試します。特定の時間だけ遅い場合、サーバーに同時にアクセスが集まる時間帯か、院内の回線が混む時間帯に重なっている可能性があります。
- ほかのページと比べるトップページだけが遅いのか、全体が遅いのかを見ます。トップページだけなら、大きな写真や動く画像など、そのページ特有の理由があるかもしれません。
気づいた点をメモしておきましょう
「いつ・どの端末で・どのページが・どれくらい遅いか」を一言ずつメモしておくだけで、相談の時の情報量が大きく変わります。「なんとなく遅い」では、制作会社も原因を絞りにくいためです。
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原因として多い4つの見どころ
自分でできる確認をしても遅い場合は、ホームページ側に原因があるかもしれません。次の4つは、遅さの原因としてよく挙がる項目です。制作会社に確認を依頼する時の観点としてお使いください。
| 見どころ | どんな状態か | 確認の仕方 |
|---|---|---|
| 写真の大きさ | スマホで撮った大きな写真をそのまま載せている | トップページの写真が何枚あるか、制作会社に大きさの見直しを依頼できるか聞く |
| 追加機能(プラグイン) | 使っていない機能が残っている、更新が止まった機能がある | 管理画面の追加機能の一覧で、不要なものがないか制作会社と確認する |
| サーバーの契約 | 契約しているプランが、今のホームページの重さに合っていない | 契約先の管理画面でプランの内容を確認する。変更の相談は制作会社へ |
| 仕組みの版の古さ | PHPやWordPressの版が古い | PHPの版を確かめる方法をご覧ください |
遅さと安全は、実は同じ場所に原因があることがあります。たとえば、更新が止まった追加機能や、古いままの仕組みは、動きが重くなるだけでなく、追加機能の弱点の面でも気をつけたいところです。遅さをきっかけに、日々の保守の状態を見直す機会にもなります。
院内で決めておきたい、相談の窓口と順番
遅さの原因を直す作業は、多くの場合、制作会社や保守会社の担当になります。院内では、誰が連絡を取るかと何を伝えるかを決めておくと、動きがスムーズです。
- 連絡の窓口は事務長など1人に決め、院長には結果だけ共有する
- 「いつから遅いか」「どのページか」「どの端末で試したか」をまとめて伝える
- 直してもらった後に、同じ環境で再度開いて確認する
- 作業の内容と費用の有無を、メールなど文字で残してもらう
作業を頼もうとした時に、制作会社となかなか連絡が取れない、というお話も伺います。その場合は、制作会社と連絡が取れなくなった時の対処も参考になります。
表示が遅いのと、止まっているのは別の問題です
ホームページが全く開かない場合は、遅さではなく「止まっている」状態です。その時はホームページが表示されない主な原因をご覧ください。
「遅い」を放っておくと、何が困るのか
表示が遅いホームページは、患者さんにとって使いにくいだけでなく、医院の印象にも関わります。診療時間や地図を知りたいだけなのに、画面がなかなか出てこないと、別の医院のページを見に行ってしまう方もいらっしゃいます。特にスマホで、外出先や移動中に探す方は、待つ余裕がありません。
また、遅さは「保守が行き届いていないサイン」であることもあります。追加機能が増えすぎている、写真が整理されていない、仕組みの更新が止まっている、といった状態は、見た目には表れにくいものの、日々の運用の抜けを表していることがあります。
- 患者さんが待ちきれずに閉じてしまう
- 予約や問い合わせのボタンまでたどり着かれない
- スタッフが「遅い」と感じても、原因がわからず放置される
- 古い仕組みのまま、安全面の確認も後回しになる
とはいえ、慌てて大きな作り直しに進む必要はありません。ここまでの確認で原因を絞り、費用のかからない対策から順に試すのが現実的です。
制作会社に相談する時の伝え方の例
原因を調べて直す作業は、制作会社や保守会社の担当になることが多いため、相談の文面を用意しておくとスムーズです。専門の言葉を使う必要はなく、見たままを書けば十分です。
- 「○月ごろから、スマホで開くと表示に時間がかかります」
- 「トップページは遅いですが、診療時間のページは普通に開きます」
- 「院内のWi-Fiでも、モバイル回線でも同じように遅いです」
- 「原因の見立てと、直す場合の費用・期間を文字で教えてください」
見積もりや作業内容を文字で受け取っておくと、あとで「何をしてもらったか」を確認でき、次回の相談にも役立ちます。
相談しても原因がはっきりしない、説明がわかりにくいと感じた時は、別の目線で見てもらう方法もあります。ホームページのセカンドオピニオンで、考え方を整理しています。
遅さを繰り返さないための、保守の考え方
一度直しても、時間がたつとまた遅くなることがあります。追加機能が増えたり、お知らせの写真が積み重なったり、仕組みの版が古くなったりするためです。定期的な見直しが、遅さを防ぐいちばんの近道です。
- 写真を載せる時の大きさのルールを決めておく
- 使っていない追加機能は削除する
- 仕組みの更新を定期的に行う(WordPressの更新で気をつけたいこともご覧ください)
- サーバーの契約内容を、ホームページの規模が変わった時に見直す
こうした日々の見直しは、院内で全部抱え込む必要はありません。HPドクターでは、今の制作会社との契約をそのままに、保守の部分だけをお手伝いする形で、担当者がホームページの状態を継続して見ています。まずは無料のセカンドオピニオンで、今の状態を見てもらうこともできます。今の状態を手軽に確かめたい場合は、無料の自動診断もご利用ください。
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無料でセカンドオピニオンを受けるよくあるご質問
ホームページが遅いと、検索結果にも影響しますか?
表示の快適さは、検索結果の評価の要素の一つになると言われることがありますが、順位をどう決めるかは公表されていません。確実なのは、患者さんにとって使いづらくなり、予約や問い合わせの機会を逃しやすくなる点です。
写真を小さくすれば、すぐ速くなりますか?
写真が原因であれば、効果が出やすい対策です。ただし、遅さの原因はほかにもあるため、まず今回の確認で原因を絞ってから対応するのが確実です。
サーバーのプランを上げれば解決しますか?
プランが合っていないことが原因なら効果があります。ただし、費用が上がるため、先に写真や追加機能の見直しなど、費用のかからない対策から確認するのがおすすめです。
制作会社にどう伝えればよいですか?
「いつ・どの端末・どのページが・どのくらい遅いか」を書き出して伝えてください。結果をメールなど文字で残しておくと、相談もやり取りの記録もスムーズです。
この記事は、クリニックのホームページの保守を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。運営会社は、医療法人・医療系企業の営業・採用・教育を支援する「MedLead」も提供しています。


