更新・保守
スマホで見づらいクリニックのホームページ、直す前に確認すること
患者さんの多くは、スマホで医院のホームページを開きます。診療時間や地図、電話番号を確かめるためです。ところが、文字が小さくて拡大しないと読めない、ボタンが押しにくい、表が横にはみ出す、といった見づらさが残っているホームページは少なくありません。「作り直すしかないのでは」と思われがちですが、多くの場合、まずは部分的な修正で改善できないかを確かめる価値があります。この記事では、作り直しを考える前に確認したい点と、制作会社への相談の仕方を整理します。
スマホで見づらい、とはどういう状態か
「見づらい」の中身は、実はいくつかに分かれます。ご自身のスマホで、いつも患者さんが見る順番どおりに開いてみてください。診療時間を探す、地図を見る、電話をかける、という流れです。
- 文字が小さく、指で拡大しないと読めない
- ボタンや文字リンクが小さく、押し間違えやすい
- 電話番号が押しても発信できない
- 診療時間の表が横にはみ出し、左右にスクロールが必要
- 地図や写真が画面からはみ出している
- メニューの開き方がわかりにくい
これらは、画面の幅に合わせて表示を切り替える仕組みが不十分なホームページでよく起こります。古い時期に作られたホームページほど、パソコンで見ることを前提にしていることがあります。
直す前に確かめる、4つの目線
次の4つを確かめておくと、「どこが」「どの程度」見づらいのかが整理でき、制作会社に伝えやすくなります。
| 確認する場所 | 見る点 | 気づきのメモ例 |
|---|---|---|
| 文字 | 拡大せずに読めるか、行間が詰まりすぎていないか | 「診療案内の文字が小さい」 |
| ボタン・電話番号 | 指で押せる大きさか、電話番号を押して発信できるか | 「予約ボタンの横にある文字が押しにくい」 |
| 診療時間・地図 | 開いてすぐ見つかるか、地図が画面に収まるか | 「診療時間の表が右にはみ出す」 |
| 写真・表 | 左右にスクロールが出ないか | 「院内写真が切れて表示される」 |
できれば、ご自身のスマホだけでなく、ご家族や職員の方のスマホ(機種や画面の大きさが違うもの)でも開いてみてください。機種によって見え方が違うことがあります。
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作り直す前に、まず聞いてみたいこと
見づらさが見つかったら、すぐに作り直しの話に進む必要はありません。まずは制作会社や保守会社に、次のように聞いてみてください。
- 部分的な修正で直せるかを聞く文字の大きさやボタンの大きさ、表の見せ方などは、全体を作り直さなくても調整できることが多いです。どこまで直せるか、費用はどれくらいか、見積もりをもらいます。
- 古い仕組みが原因かを確認する表示の切り替えの仕組みだけでなく、PHPやWordPressの版が古いことが関係している場合もあります。古いPHPの確かめ方も参考にしてください。
- 作り直しが必要な場合の理由を聞く作り直しをすすめられた時は、なぜ部分修正では足りないのかを文字で説明してもらいます。判断に迷う時は、セカンドオピニオンで別の目線の意見を聞くのも一つの方法です。
電話番号は「押して発信」できるかを確認
スマホでは、電話番号を押すと発信できるようにしておくと、患者さんの手間が大きく減ります。直すのは小さな作業のことが多いので、ぜひ確認してください。
患者さんがスマホで探す情報を、先に整理しておく
見づらさを直す時は、見た目を整えるだけでなく、患者さんがスマホで何を探すかから考えると、優先順位が決めやすくなります。多くの場合、探すものは次のようなものです。
- 診療時間と休診日
- 場所(地図)と最寄り駅からの行き方
- 電話番号と、予約の方法
- 診療内容と、初めて受診する時の流れ
- 駐車場の有無
これらがトップページから、できるだけ少ない操作で見つかるかを確かめてください。メニューの奥に隠れていたり、画像の中に文字として埋め込まれていたりすると、スマホでは読みにくくなります。画像の中の文字は、拡大しても読みづらい上に、読み上げなどの機能にも対応しにくいため、可能なら文字として載せる方が親切です。
直す内容に優先順位をつけるときは、「診療時間」「電話」「地図」の3つが最優先、と考えると整理しやすくなります。それ以外の見た目の細かな調整は、その後で十分です。
費用と期間の考え方:部分修正か、作り直しか
見づらさの程度によって、直し方の規模は変わります。大まかな目安として、考え方を整理しておきます。
- 文字の大きさ・ボタンの大きさ・表のはみ出し:多くの場合、部分的な調整で対応できる
- 電話番号の発信ボタン・地図の表示:設定の追加で対応できることが多い
- 全体のデザインが、画面の幅に合わせて切り替わらない仕組み:大がかりな修正や、作り直しが必要になることがある
作り直しが必要かどうかは、見た目だけでは判断しにくいため、なぜそう判断したのかを文字で説明してもらうことが大切です。費用や期間は内容次第ですので、複数の見積もりを比べる方法もあります。比較の観点は保守会社を選ぶ時の観点でも整理しています。
作り直す場合でも、今のドメインやメールを引き続き使えるか、問い合わせフォームの届き先は変わらないか、といった点は事前に確認しておくと、切り替え後のトラブルを防げます。
直したあとに、院内で確認しておくこと
修正してもらったら、ご自身のスマホで、診療時間を探す・地図を見る・電話をかけるの3つを試してください。直したつもりが、別のページの見え方を崩していることもあるためです。
- 修正前に気づいた点のメモと見比べる
- 別のスマホや、違う画面の大きさでも確認する
- 変更の内容と作業日を、メールなど文字で残してもらう
- 修正の前の状態に戻せるよう、控えがあることを確認する(控えの大切さ)
診療時間の変更や臨時休診のお知らせなど、日々の更新もスマホで見やすい形で載せ続けることが大切です。更新の目安はホームページの更新頻度の考え方もご覧ください。
HPドクターでは、今の制作会社との契約をそのままに、保守の面から表示や更新の状態を確認するお手伝いをしています。「このホームページは直せるのか、作り直すのか」を知りたい時は、無料のセカンドオピニオンもご利用いただけます。今の状態を手軽に確かめたい場合は、無料の自動診断もご利用ください。
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無料でセカンドオピニオンを受けるよくあるご質問
スマホ対応とは、何を直すことですか?
画面の幅に合わせて、文字や写真、ボタンの配置が自動で切り替わるようにすることです。全体の作り直しではなく、部分的な修正で改善できる場合もあります。
パソコンでは問題なく見えますが、直す必要はありますか?
患者さんの多くはスマホで見るため、スマホでの見え方を確認することをおすすめします。診療時間や地図が見つけにくいと、来院のきっかけを逃すことがあります。
修正の費用はどれくらいですか?
内容によって大きく変わるため、一概には言えません。直したい点を整理して、見積もりを文字でもらうようにしてください。
制作会社が対応してくれない場合はどうしますか?
連絡が取れない場合は、別の保守会社に相談する方法があります。まず契約の内容と、ホームページの管理情報が手元にあるかを確認してください。
この記事は、クリニックのホームページの保守を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。運営会社は、医療法人・医療系企業の営業・採用・教育を支援する「MedLead」も提供しています。


