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医療機関のルール

クリニックのホームページに地図・口コミを載せる時の注意点

公開 2026年10月26日 約5分で読めます

ホームページのアクセスのページに地図を載せたい、患者さんの口コミを紹介したい。そう考える院長は多いのではないでしょうか。地図は便利ですが、設定や管理を誤ると表示されなくなったり、場所がずれたりします。口コミは、載せ方によっては医療広告のルールに関わる場合があります。この記事では、地図と口コミそれぞれについて、載せる前に確認したい点と、載せた後の管理のコツをまとめます。

地図と口コミ、どちらも「外部の部品」を使っています

ホームページの地図は、多くの場合、地図サービスが用意した表示用の部品を、ホームページに埋め込んで表示しています。口コミも、外部のサービスの表示を取り込む方法や、院内で集めた感想を文章にして載せる方法があります。

外部の部品を使う場合、ホームページ自体は変えていなくても、相手側の仕様変更で表示が変わることがあります。つまり、一度設定したら終わりではなく、時々の確認が欠かせません。

項目地図口コミ
主な載せ方外部の地図を埋め込む/画像で載せる外部の表示を取り込む/文章で紹介する
起こりやすいこと表示されない・場所がずれる古い内容が残る・不適切な表現が混ざる
気をつける軸表示の確認と管理者の明確化医療広告のルールと個人情報

医療機関のホームページは、医療広告のルールの対象になる場合があります。詳しい考え方は医療広告ガイドラインとホームページも併せてご覧ください。

地図を載せる時のチェックポイント

地図は、患者さんが初めて来院する時に最もよく見るページの一つです。次の点を確認してください。

地図を載せる時の確認の流れの図です。最初に場所のピンが医院の入口と合っているかを確認し、次にスマホとパソコンの両方で表示を見て、最後に駐車場や最寄り駅など案内文が地図と合っているかを確かめます。月に一度は表示を見直します。
地図を載せる時の確認の流れ
  • ピンの位置:建物の入口と合っているか。ビルの中のクリニックは、階数や入口の案内も文章で添える
  • スマホでの見え方:画面が小さくても、地図が切れず、拡大や縮小ができるか
  • 案内文との一致:最寄り駅、駐車場、バス停の説明が、地図と食い違っていないか
  • 移転・改装時の更新:移転や入口の変更があった時は、地図とアクセスの文章を同時に直す
  • 誰が管理しているか:地図の設定の窓口(制作会社・院内の担当者)を決めておく

表示されなくなった時は

地図が表示されない、灰色になる、といった場合は、外部の部品側の設定や読み込みに問題が出ていることがあります。原因の探し方は、今後の記事でも扱いますが、まずは制作会社や保守会社へ「いつから、どの端末で」を伝えてください。

口コミを載せる時に、先に考えておきたいこと

口コミは、患者さんの率直な声として関心を集めますが、医療機関の場合は慎重な扱いが求められます。厚生労働省の医療広告ガイドラインでは、患者さんの体験談などの扱いについて考え方が示されています。実際に載せられるかどうかの判断が難しい場合は、所管の保健所等にご確認ください。

ここでは、断定を避けつつ、事前に整理しておきたい視点を挙げます。

視点確認すること
誰が書いたか院内で書いたものか、外部のサービスに投稿されたものか
どこまで載せるか一部だけを選んで載せていないか(良い声だけを選ぶと誤解を招くことがある)
内容治療の効果をうたう表現や、他院との比較が含まれていないか
個人情報氏名・年齢・症状など、本人が特定できる情報がないか
同意載せることについて、書いた方の同意があるか

外部サービスの口コミを自院のホームページで取り上げるかどうかは、院の方針として決めておくのが安心です。載せない、と決めるのも一つの選択です。口コミの代わりに、診療の流れや院長の考えを丁寧に伝えるページを整える方法もあります。院長の紹介ページの扱いは、院長の写真・プロフィールの注意点もご参考にしてください。

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地図まわりで、よく伺うお困りごと

地図に関するご相談で、よく伺うお話を整理します。どれも、早めに気づけば大きな問題にならないものです。

お困りごと考えられる原因最初の確認
地図の場所が少しずれている登録された住所や位置の情報が古いピンの位置と住所の表記を見直す
スマホだけ地図が小さい・切れる埋め込みの大きさの設定が端末に合っていないスマホの縦・横の両方で表示を見る
地図が白い・灰色のまま外部の部品の読み込みや設定の問題別の端末・通信環境でも同じか試す
道順の案内が分かりにくい文章が駅や駐車場の現状と合っていない初めて来る人の目で道順を読み直す

患者さんは、地図だけでなく、地図の下の文章も頼りにします。「改札を出て右」「コインパーキングは○台分」のような、具体的な案内を添えておくと、電話での道案内が減ることもあります。

また、地図を載せるページは、診療時間やお休みの案内と同じ画面に載せることが多いものです。診療時間の変更を行う時は、地図のページも合わせて見直す、と決めておくと抜け漏れを防げます。休診のお知らせを素早く出す体制のつくり方も参考になります。

載せた後の管理:月に一度の見直しメモ

地図も口コミも、載せたあとの見直しで安心感が変わります。次の手順を月に一度、5分ほどで行う形がおすすめです。

  1. スマホで地図のページを開く表示されるか、ピンの位置が合っているかを見ます。
  2. アクセスの文章を読み返す駐車場や入口の案内が、今の状況と合っているかを確認します。
  3. 口コミの表示を見る古い内容や、載せない方針にした表現が残っていないか見ます。
  4. 気づいた点を記録する直した日付と内容を更新履歴に書きます(更新履歴の残し方)。
  5. 必要なら相談する表示の不具合や、表現の判断に迷う点は、制作会社や専門家に相談します。

地図や口コミの部品の設定が、制作会社でなければ触れない場所にある場合もあります。その場合、「誰に頼めば直るか」を、あらかじめ決めておくと、不具合の際に慌てずに済みます。

  • 地図の設定を管理している会社・担当者の名前と連絡先を記録する
  • 口コミの掲載方針(載せる・載せない・条件つき)を院内で共有する
  • 移転・診療時間の変更時に、地図とアクセスのページも確認する、と決めておく

迷った時は、第三者の目を入れる

表示の不具合は、見慣れた担当者ほど気づきにくいものです。また、医療広告に関わる表現は、院内だけで判断が難しいこともあります。そのような時は、ホームページに詳しい第三者に、表示の面から確認してもらう方法があります。

HPドクターでは、無料の自動診断でホームページの状態を確認でき、専門家による無料セカンドオピニオンもご用意しています。今の制作会社との契約を変えずに、ご相談いただけます。表現の可否そのものは、保健所等の所管窓口の確認が前提ですが、表示や管理の面での点検をお手伝いします。ご不安な点があれば、ホームページの自動診断でも現状を確認できます。

ホームページにも、セカンドオピニオンを

今の制作会社との契約はそのままで、専門家が無料で詳しく確認し、「誰が何を直せばよいか」を制作会社にそのまま渡せる形でお送りします。

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よくあるご質問

地図は画像で載せるのと、埋め込むのと、どちらがよいですか?

画像は表示が安定しますが、拡大や経路検索ができません。埋め込みは操作できて便利ですが、外部の仕様変更で表示が変わることがあります。両方を併用し、埋め込みが表示されなくても画像と文章で場所が伝わる形にする方法もあります。

患者さんの口コミを載せても問題ありませんか?

載せられるかどうかは、内容や載せ方によって異なります。厚生労働省の医療広告ガイドラインに沿って考え、迷う場合は所管の保健所等にご確認ください。載せない方針にするのも一つの選択です。

外部サイトの口コミが気になります。ホームページ側でできることはありますか?

外部サイトの内容は、院側で自由に直せないことが一般的です。ホームページでは、診療の流れや方針を丁寧に伝えて、正確な情報が届くようにしておくことが現実的な対応です。

地図が突然表示されなくなりました。

外部の部品側の変更や設定の問題の場合があります。いつから、どの端末で、どのように表示されないかを控えて、制作会社や保守会社に伝えてください。

移転した時、地図のほかに直すところはありますか?

アクセスの文章、診療時間、お問い合わせの情報、予約ページなどもあわせて確認してください。移転時の流れは閉院・移転の時にやることにまとめています。

この記事は、クリニックのホームページの保守を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。運営会社は、医療法人・医療系企業の営業・採用・教育を支援する「MedLead」も提供しています。