保守の頼み方・選び方
制作会社を変えたい時の進め方:先に整理しておくこと
連絡が遅い、修正に時間がかかる、費用の説明が分かりにくい。ホームページの制作会社に不満があっても、「変えたら今のホームページはどうなるのか」「角が立たないか」と不安で、動けない院長は少なくありません。実は、変えたいと思った時にまずやるのは、会社探しではなく今の状態の整理です。この記事では、制作会社を変える前に整理しておきたいことと、乗り換えを進める順番をまとめます。
「変えたい」と思ったら、最初に整理する3つのこと
制作会社の変更を考える時、先に会社を探し始めると、判断の材料が足りないまま話が進んでしまいます。まず、次の3つを整理してください。
- 何に困っているのか:連絡・修正の速さ・費用・提案力など、不満を具体的に書き出す
- 何を変えたいのか:会社そのものか、契約の形か、ホームページの中身か
- 何が自分たちのものか:ドメイン・サーバー・ホームページのデータの名義と所在
特に3つ目は、乗り換えの難しさを左右します。名義が医院にあれば、会社を変えても進めやすく、制作会社の名義だと手続きに時間がかかることがあります。名義の確認はドメインの名義を確認する方法で解説しています。
「会社を変える」以外の選択肢もあります
今の制作会社との契約は続けたまま、保守や点検だけを別の専門家に任せる方法もあります。不満の中身によっては、この方が負担が小さい場合もあります。
不満の中身を分けると、取るべき手が見えてきます
不満を「なんとなく」のままにせず、種類で分けて考えます。
費用の不満は、何が含まれているか分からないことから生まれる場合も多くあります。確認の観点はホームページ保守の費用相場が参考になります。連絡の不満は、窓口や連絡方法を決めるだけで改善することもあります。
乗り換えの前に確認したい、契約と引き渡しのこと
今の会社との契約書や、お申込み時の書類を見直しましょう。次の項目は特に大切です。
| 確認項目 | 見る点 |
|---|---|
| 契約期間と解約の条件 | 最低期間・更新の時期・解約の通知期限・違約に関する取り決め |
| ドメイン・サーバーの名義 | 契約者は誰か。移管の手続きに協力してもらえるか |
| ホームページのデータ | 引き渡しの有無・形式・費用 |
| 管理画面のログイン情報 | 医院が管理者として入れるか |
| 著作物の扱い | 写真・文章・デザインの権利の取り決め |
解約や引き渡しの条件は契約ごとに違います。法律的な解釈が絡む場合は、一般的な考え方にとどめ、専門家にご確認ください。解約時の注意は保守契約を解約・乗り換える時の注意点で詳しく説明しています。現状を客観的に知りたい時は、無料の自動診断をお使いいただけます。
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乗り換えを進める順番
円満に、そして表示が途切れないように進めるための流れの一例です。
- 現状を書き出す名義・契約・不満の中身・ホームページの状態をメモにまとめます。
- 第三者に今の状態を見てもらう別の専門家に、安全面や更新の状態を点検してもらい、客観的な状況を知ります。
- 今の会社に、データと情報の引き渡しを依頼するログイン情報・データ・契約情報を、書面やメールで依頼し、記録を残します。
- 新しい会社の候補と条件を比べる作業の範囲・連絡の方法・費用・緊急時の対応を同じ観点で比べます(保守会社の選び方)。
- 切り替えの日程を決める表示が途切れないよう、控えを取ってから切り替えます。
- 切り替え後に確認する表示・お問い合わせフォーム・メール・予約ページが動くかを確認します。
切り替えの前後で特に見落としやすいのは、お問い合わせフォームの届き先とメールです。フォームのメールが届かない時の確認ポイントも確認の参考になります。
新しい制作会社・保守会社に伝える「依頼メモ」の作り方
乗り換え先に相談する時は、口頭で一から説明するより、メモにまとめて渡す方が正確に伝わります。次の項目を書いておくと、見積もりの精度も上がります。
| 項目 | 書く内容の例 |
|---|---|
| ホームページの概要 | ページ数のおおよそ・WordPressなどの仕組み・予約やフォームの有無 |
| 現在の契約先 | ドメイン・サーバー・制作会社の名称と契約者名義 |
| 困っていること | 「修正の依頼から反映まで日数がかかる」など、起きた事実 |
| 今後頼みたいこと | 更新の代行・点検・緊急時の対応・相談窓口など |
| 譲れない条件 | 連絡の方法・対応時間・費用の上限の目安 |
依頼メモがあると、どの会社に相談しても同じ条件で比べやすくなります。メモは一度作れば、今後の保守会社の見直しや、院内の担当者が代わる時の引き継ぎにも使えます。見積もりの項目が会社ごとに違って比べにくい時は、「この作業は含まれますか」と一つずつ確認してください。
また、新しい会社に切り替えたあとも、ログイン情報の管理や更新の記録は医院側で持っておくことが大切です。管理の分担はパスワードの管理や管理画面に入れる人の見直しの記事も参考にしてください。
乗り換えを決める前の、最終チェック
次のチェックにすべて答えられる状態で、乗り換えの判断をすると、後悔が少なくなります。
- 不満の内容を、相手に事実で説明できる
- ドメイン・サーバー・データの名義と所在が分かっている
- 契約の期間と解約の条件を読んだ
- 今のホームページの控え(バックアップ)が手元にある
- 新しい会社に頼みたい作業の範囲を決めた
- 切り替えの日程に余裕がある(診療に影響しない時期を選ぶ)
- 切り替え後の確認項目(表示・フォーム・メール・予約)を一覧にした
一つでも答えられない項目があれば、まずそこを整える段階です。たとえば控えが無ければ先に取り、名義が不明なら確認から始めます。焦って動くよりも、整理してから進める方が、結果として早く安全に切り替えられます。
今の会社とのやり取りで気をつけたいこと
乗り換えの話は、感情的になりやすいものです。次のことを心がけると、トラブルを避けやすくなります。
- やり取りは文章で残す:電話の内容も、後でメールで確認する
- 依頼は具体的に:「何を・いつまでに」を明記する
- 事実だけを伝える:不満は感想ではなく、起きたことで伝える
- 支払いと契約の期限を守る:解約の通知期限や未払いが無いかを確認する
- 急がない:新しい体制が整うまで、今の契約は維持する
「今の会社に言い出しにくい」という場合、先に第三者へ相談するのも一つの方法です。HPドクターの無料セカンドオピニオンは、今の制作会社との契約はそのままで、ホームページの状態を確認する取り組みです。乗り換えるかどうかを決める前の、判断材料づくりとしてご利用ください。
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今の制作会社との契約はそのままで、専門家が無料で詳しく確認し、「誰が何を直せばよいか」を制作会社にそのまま渡せる形でお送りします。
無料でセカンドオピニオンを受けるよくあるご質問
制作会社を変えると、今のホームページは作り直しになりますか?
必ずしも作り直しにはなりません。ドメインやデータが引き継げれば、今のホームページをそのまま使い続けられることもあります。判断の考え方は作り直しか修正かの判断をご覧ください。
今の制作会社に黙って他社に相談してもよいですか?
ホームページの状態を確認してもらうことは、一般に問題ありません。ただし契約書に取り決めがある場合は、その内容にしたがってください。迷う場合は専門家にご確認ください。
名義が制作会社になっている場合はどうなりますか?
移管の手続きや協力の可否は、会社や契約によって異なります。まず契約書を確認し、必要に応じてドメインやサーバーの管理会社に手順を問い合わせてください。
乗り換えにはどのくらい時間がかかりますか?
状況によって大きく異なります。名義の整理やデータの引き渡しに時間がかかることがあるため、余裕を持った日程にすることをおすすめします。
乗り換え前に、先に点検だけ頼むことはできますか?
はい。HPドクターでは、無料の自動診断と、専門家による無料セカンドオピニオンをご用意しています。
この記事は、クリニックのホームページの保守を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。運営会社は、医療法人・医療系企業の営業・採用・教育を支援する「MedLead」も提供しています。


