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ホームページの「アクセス解析」を院内で見る時の基本:クリニック向け

公開 2026年10月28日 約5分で読めます

「アクセス解析の画面を渡されたけれど、数字が多くて何を見ればよいか分からない」。クリニックの院長や事務長から、よく伺うお話です。アクセス解析は、ホームページがどのくらい、どのように見られているかを知るための道具で、すべての数字を理解する必要はありません。この記事では、見る目的の決め方、月に1回で続けられる見方、数字の読み方でつまずきやすい点、見た結果を修正の判断につなげる方法を、ITに詳しくない方向けにまとめます。

アクセス解析とは何か、院長が見る意味はどこにあるか

アクセス解析とは、ホームページがどのくらい見られているか、どのページが見られているかを数字で確かめる仕組みのことです。患者さんの一人ひとりを特定するものではなく、全体の傾向を知るための道具として使われます。

「アクセス解析の画面を渡されたけれど、数字が多くて何を見ればよいか分からない」というお話は、よく伺います。すべての数字を理解する必要はありません。院長・事務長が見る意味は、次のような判断の材料にあります。

  • 診療時間や休診のお知らせが、実際に見られているか
  • アクセスや予約のページまで、患者さんがたどり着けているか
  • スマホで見る人が多いなら、スマホでの見やすさを優先したほうがよいか
  • ホームページの修正を頼む時に、直す優先順位をつける根拠になるか

数字そのものに一喜一憂するのではなく、「この数字から、何を直すか決められるか」を基準にすると、続けやすくなります。

まず、見る目的を決める:数字は目的の後に選ぶ

アクセス解析の画面には、たくさんの項目が並んでいます。最初に決めたいのは、今回は何を確かめたいのかという目的です。目的が決まれば、見る数字は自然に絞られます。

確かめたいこと見る数字の例分かること
ホームページ全体が見られているか訪問の数(月ごと)前の月と比べた増減の傾向
どのページが見られているかページごとの表示の数患者さんが知りたい情報の傾向
スマホで見る人が多いか端末の種類の割合スマホでの見やすさを優先すべきか
どこから来ているか検索・地図・SNSなどの経路どの入口が使われているか
予約や問い合わせまで進んでいるか予約ページの表示の数など途中で離れていないかの目安

この表のうち、今回は1〜2個だけを選びます。全部を一度に見ようとすると、結局どれも分からないまま終わりがちです。

解析の数字は、あくまで全体の傾向をつかむための目安です。院内で「今月はこうだった」と話し合う材料にして、数字の良し悪しで担当者を責めたり、細かい増減に振り回されたりしないことも大切です。続けて見ているうちに、自院のホームページの「いつもの動き」が分かってきて、変化に気づきやすくなります。

また、解析の画面は管理会社や制作会社が設定していることが多く、院内の誰がどの画面を見られるのかが分からないケースもあります。まずは、画面を見られる状態にあるか、誰が管理しているかを、制作会社や保守会社に確かめるところから始めてみてください。

院内で続けるための、月1回の見方の手順

見る習慣は、凝った分析よりも「毎月同じ形で見る」ことのほうが役に立ちます。次の図の流れが、続けやすい形です。

アクセス解析を院内で見る時の基本の流れの図です。まず見る目的を一つか二つに絞ります。次に、訪問数、見られたページ、スマホとパソコンの割合など、見る数字を少なく決めます。月に一回、同じ画面と同じ期間で見比べて増減をメモに残します。最後に、分かったことを制作会社への修正依頼として伝えます。
アクセス解析を院内で見る基本の流れ
  1. 見る日を決める月の初めなど、毎月同じ日に10〜15分だけ時間をとります。
  2. 前の月と同じ期間で見る月ごとに「1日〜末日」など同じ長さの期間にそろえて見ます。期間が違うと、増減の比較ができません。
  3. 数字をメモに残す表計算の一枚や紙のメモで構いません。「訪問の数」「よく見られたページ」「気づいたこと」の3つを書きます。
  4. 増減の理由を院内で考える休診のお知らせを出した月、診療内容を追加した月など、院内の出来事と並べると理由が見えてきます。
  5. 直したい点を依頼にする分かったことを、制作会社への修正の依頼につなげます。伝え方は制作会社にホームページの修正を頼む時の伝え方のコツが参考になります。

ポイント

数字が増えた・減った自体が正解・不正解ではありません。季節や診療科の特性で、増減はもともと変わります。前の月・前の年の同じ時期と比べて、傾向を見ます。

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数字の読み方で、つまずきやすいところ

初めて見る方がつまずきやすい点を、いくつか挙げます。

  • 訪問の数=患者さんの数ではありません。同じ人が何度も見ることや、ホームページを管理する側の閲覧が含まれることがあります
  • 増えたから良い、減ったから悪いとは限りません。休診のお知らせを出した月は、見られるページが偏るのが自然です
  • 数字が突然変わった時は、解析の設定が変わった可能性もあります。ホームページの作り直しや、解析用の設定を触った後は特に注意します
  • 細かい比較をしすぎない。小さな増減は、日によるばらつきの範囲に収まることが多いです

読み方に迷う数字は、無理に自己判断せず、制作会社や保守会社に確かめるのが安心です。月次報告でどんな項目を見るとよいかは、ホームページ保守の月次報告に載せてほしい項目にまとめています。

個人情報とアクセス解析:院内で気をつけたいこと

アクセス解析は、ホームページ上の動きを数字にする仕組みです。多くの場合、個人の氏名や診療内容を直接見るためのものではありませんが、院内で解析の画面を扱う人を決めておくことは大切です。

  • 解析の画面に入れる人を、必要な人に限る(退職時には権限を外す)
  • 画面のパスワードを、共有のメモや付箋に残さない
  • 解析の画面のIDも、ホームページの管理画面と同じく一覧にして持つ
  • 患者さんの情報を扱うWeb予約や問い合わせフォームの仕組みと、解析の設定を混ぜない

解析の仕組みを新しく入れる場合や、プライバシーポリシーの文面に関わる場合は、専門家にご確認ください。ポリシーの考え方はクリニックのプライバシーポリシー、ホームページには何を書く?で整理しています。

見た数字を、保守や更新の判断につなげる

アクセス解析を見る目的は、最終的にホームページをどう手入れするかを決めることです。たとえば、次のように考えると、数字が行動につながります。

気づいたこと考えられる次の一手
お知らせのページがあまり見られていないトップページで、休診などの大切な情報が目立つか見直す
スマホの割合が高いスマホで、予約や地図のボタンが押しやすいか確かめる
アクセスのページがよく見られている地図・住所・駐車場の案内が最新か点検する
ある月だけ急に数字が動いた院内の出来事や、ホームページの変更の履歴と照らし合わせる

変更の履歴は、ホームページの「更新履歴」を残しておく理由と方法のように残しておくと、数字の動きの理由を探しやすくなります。

HPドクターでは、無料の自動診断で、ホームページの外から見える範囲の状態を確かめられます。数字の読み方や、見る項目の決め方に迷った時は、専門家による無料のセカンドオピニオンでご相談いただけます。今の制作会社との契約はそのままで構いません。

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今の制作会社との契約はそのままで、専門家が無料で詳しく確認し、「誰が何を直せばよいか」を制作会社にそのまま渡せる形でお送りします。

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よくあるご質問

アクセス解析は入れなければいけませんか?

必須ではありません。ただ、ホームページの手入れの優先順位を決める材料になるため、入れておくと判断がしやすくなります。導入は制作会社や保守会社にご相談ください。

どのくらいの頻度で見ればよいですか?

月に1回、同じ日に10〜15分ほど見る形が続けやすいです。毎日見る必要はありません。

自院の閲覧も数字に含まれますか?

設定によっては含まれることがあります。数字の読み方に迷う時は、制作会社や保守会社に確かめてください。

数字が減っていたら、何か問題が起きていますか?

減ったことだけでは判断できません。季節や診療科による変動もあります。前の年の同じ時期との比較や、ホームページの変更履歴と照らし合わせて確かめます。

解析の画面は、誰が見られるようにすればよいですか?

院長と、更新を担当する人など必要な人に限るのが安心です。退職時には権限を外します。

この記事は、クリニックのホームページの保守を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。運営会社は、医療法人・医療系企業の営業・採用・教育を支援する「MedLead」も提供しています。