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保守の頼み方・選び方

制作会社にホームページの修正を頼む時の伝え方のコツ

公開 2026年10月27日 約5分で読めます

診療時間の変更をメールで頼んだのに、直ったのは1か所だけだった。「このあたりを直してください」と電話で伝えたら、思っていたのと違う直し方になった。そんな行き違いを、よく伺います。多くの場合、制作会社が手を抜いたわけではなく、依頼の中身が伝わりきっていないことが原因です。この記事では、ホームページの修正を頼む時に、院内で用意しておくと行き違いが減る項目と、やり取りの進め方を、院長・事務長の方向けにまとめます。

なぜ、依頼が思いどおりに伝わらないのか

医院の側と制作会社の側では、同じ言葉でも思い浮かべているものが違うことがあります。たとえば、「トップの写真」と言っても、医院は院長の写真を、制作会社は大きなバナー画像を思い浮かべているかもしれません。行き違いが起きやすい理由は、次のようなものです。

  • どのページの、どの部分かが特定されていない
  • 「いい感じに」「分かりやすく」など、人によって受け取り方が違う表現を使っている
  • いつまでに直してほしいかが書かれていない
  • 直す内容が1通のメールに複数混ざっていて、一部が漏れる
  • 電話で伝えただけで、記録が残っていない

逆に言えば、場所・内容・期限・記録の4つを意識するだけで、行き違いはかなり減らせます。

依頼に入れる5つの項目

修正を頼む時は、次の5つを書き添えると、制作会社が迷わず作業に入れます。

制作会社に修正を頼む時に入れる5つの項目の図です。どのページのどの部分か、どう直してほしいか、いつまでに直してほしいか、なぜ直すのか理由や背景、直ったら誰がどう確認するか、の5つです。それぞれ具体例と一緒に整理し、画面の写真や文章の控えを添えると行き違いが減ります。
修正依頼に入れる5つの項目
項目書き方の例
1 どこを「トップページの、診療時間表(午後の欄)」のように、ページ名と場所を書く
2 どう直す「午後の開始を15時から14時30分へ」のように、直した後の文言をそのまま書く
3 いつまでに「4月1日の診療開始に間に合うよう、3月28日までに」のように日付で書く
4 なぜ「診療時間を変更するため」のように、理由を一言添える
5 確認の方法「直ったら、事務の〇〇が確認して連絡します」のように、確認する人を決める

理由を添えると、制作会社が関連する別の場所の直し漏れに気づいてくれることもあります。診療時間のように、複数の場所に載る情報は、診療時間を変更した時の確認手順も合わせて参考にしてください。

「場所」と「中身」を、正確に伝えるための工夫

言葉だけで場所を説明するのは、意外と難しいものです。次の方法を組み合わせると、伝わりやすくなります。

  1. 画面の写真を撮る直したい場所を、スマホやパソコンの画面の写真にします。上のアドレス欄まで写すと、どのページかが分かります。
  2. 直したい部分に印をつける写真に丸や矢印を書き込むと、場所を取り違えずに済みます。
  3. 直した後の文章を書く「以下のように変更」と、新しい文言をそのまま書いて渡します。口頭で伝えるよりも、書き写しの間違いが減ります。
  4. スマホかパソコンかを書く表示が別に作られていることがあるため、どちらの画面で見たかを添えます。
  5. 1通につき、1つのテーマにするいくつも直したい時は、箇条書きで番号をつけます。返信の中で、番号ごとに対応状況が分かるようになります。

ポイント

「見れば分かるはず」と思わず、初めてホームページを見る人にも分かる書き方を心がけると、行き違いが減ります。担当者が替わった時にも、依頼の記録がそのまま引き継ぎに使えます。

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やり取りを記録に残し、直ったあとを確認する

依頼は、できるだけ文字で残る方法(メールや、決まった連絡の仕組み)で行います。電話で伝えた場合も、後から「電話でお願いした内容は次のとおりです」とメールで送っておくと、記録になります。

  • 依頼した日、内容、期限、担当者を1行ずつ残す
  • 制作会社からの返信(受け付けた、作業した、完了した)も残す
  • 完了の連絡が来たら、院内で実際に画面を見て確認する
  • 直っていない点があれば、画面の写真を添えて、同じ依頼の続きとして伝える

直したあとの確認は、依頼した人とは別の人がスマホで見ると、見落としが減ります。記録の残し方は、更新履歴の残し方に具体例があります。また、月次報告に載せてほしい項目として、依頼の件数や対応状況を入れてもらう方法もあります。

依頼文の例:そのまま使える書き方

ここまでの項目を、1通の依頼文にまとめると、次のようになります。医院の状況に合わせて、言葉を入れ替えてお使いください。

依頼文の例

お世話になっております。ホームページの修正をお願いします。【場所】トップページの診療時間表(午後の欄、添付の写真に丸をつけています)。【内容】午後の開始を「15:00」から「14:30」に変更してください。【期限】4月1日の診療開始に間に合うよう、3月28日までにお願いします。【理由】診療時間を変更するためです。【確認】反映後にご連絡いただければ、事務の担当が画面で確認します。ほかにも診療時間が載っている場所があれば、合わせてご指摘ください。

最後の一文のように、関連する場所の確認も一緒に頼むと、直し漏れが減ります。依頼文を雛形としてファイルに保存しておけば、担当者が替わっても、同じ水準で依頼できます。

それでも伝わらない・返事が遅い時に考えること

依頼を整理しても、対応が遅い、何度も同じ説明が必要、といった状態が続く場合は、依頼のしかただけの問題ではないかもしれません。次のような点を、落ち着いて見直します。

  • 契約の中で、修正の依頼がどこまで含まれているか(回数・範囲・期限)
  • 連絡の窓口と、返信までの目安が決まっているか
  • 担当者が替わって、これまでの経緯が共有されていないのではないか

契約の中身は、保守契約書で確認したい項目を参考に見直せます。連絡がつきにくい状態が続く場合は、制作会社と連絡が取れない時の進め方もご覧ください。

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よくあるご質問

電話で伝えるのと、メールで伝えるのと、どちらがよいですか?

急ぎの時は電話でもかまいませんが、内容は後からメールなどで文字に残してください。記録が残ると、行き違いの確認や担当者の引き継ぎに役立ちます。

ホームページの専門用語が分からないのですが、どう伝えればよいですか?

専門用語を使う必要はありません。画面の写真に印をつけ、「ここを、こう変えたい」と普段の言葉で伝えれば十分です。

修正の依頼に、費用がかかる場合はありますか?

契約の内容によります。修正が契約に含まれる範囲か、別途費用がかかるかは、依頼の前に制作会社へ確認しておくと安心です。

直ったと言われたのに、直っていませんでした。

画面の写真を添えて、同じ依頼の続きとして伝えてください。スマホやパソコンなど、確認した端末も書き添えると、原因の特定が早くなります。

この記事は、クリニックのホームページの保守を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。運営会社は、医療法人・医療系企業の営業・採用・教育を支援する「MedLead」も提供しています。