保守の頼み方・選び方
ホームページ保守の月次報告に載せてほしい項目:院長が見るポイント
ホームページの保守を頼んでいても、「実際に何をしてもらっているのか分からない」と感じることはありませんか。月ごとの報告があれば、作業の中身が見えて安心ですが、専門用語が並ぶだけの報告では、読んでもよく分かりません。この記事では、保守会社からの月次報告に載っていてほしい項目と、院長・事務長が読む時の見どころ、報告に不足がある時の頼み方を整理します。
月次報告は、何のためにあるのか
月次報告の目的は、見えにくい保守の作業を「見える」ようにすることです。ホームページの保守は、問題が起きていない時ほど作業の成果が目に見えません。報告があって初めて、点検が行われたこと、更新が行われたことを確認できます。
報告には、大きく3つの役割があります。
- 作業の確認:頼んだ作業が行われたか
- 状態の共有:今、ホームページがどんな状態か
- 次の判断の材料:更新や改善、契約内容を見直すきっかけ
保守の契約に何が含まれるかは、会社ごとに違います。契約前の確認は保守契約書で確認したい項目もご覧ください。報告の形式や頻度も、契約の時点で決めておくのが理想です。
報告に載っていてほしい6つの項目
次の6つが載っていれば、院長や事務長が内容を把握しやすくなります。
| 項目 | 書かれていてほしい内容 | 院長が見るポイント |
|---|---|---|
| 実施した作業 | 更新・修正・点検の内容と日付 | 頼んだ作業が漏れていないか |
| 点検の結果 | 表示、お問い合わせフォーム、鍵マーク(通信の暗号化)などの確認結果 | 問題があった時の対応が書かれているか |
| バックアップ | 控えを取った日と保管先 | 直近の日付になっているか |
| 期限の予定 | ドメイン・サーバー・証明書の更新時期 | 1〜3か月以内に期限が来るものがないか |
| 対応した件 | 不具合や相談への対応の経緯 | 原因と対策が分かるか |
| お願い・提案 | 院側の判断が必要なこと、改善の提案 | 期限と選択肢が示されているか |
期限については、ドメインやサーバーの更新が切れると、ホームページやメールに影響が出ます。報告で更新時期が見えていると、安心です。今のサイトの状態を確かめたい方は、無料の自動診断もご活用ください。
報告を受け取った時の、5分チェック
報告書は、全部を理解しようとしなくても大丈夫です。次の流れで、5分ほどで要点を確認します。
- 「お願い」の欄を先に読む院側で決める事項や、期限のあるものが無いかを確認します。
- 期限の予定を見る近いうちに更新が必要なものが無いかを見ます。
- 点検の結果で「要対応」を探す問題の有無と、直したかどうかを確認します。
- 分からない言葉に印をつける後で、担当者に質問する時のメモにします。
- 報告書を保管する日付順に保存します。履歴として役立ちます。
分からない言葉は、聞いて構いません
「この項目は何を確認したものですか」「放置するとどうなりますか」と質問するのは、ごく自然なことです。かみくだいて説明してくれるかは、会社を見る目安にもなります。
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報告書の例:このくらいの書き方なら読みやすい
専門用語を使わなくても、報告は十分に伝わります。たとえば、次のような短い書き方なら、院長や事務長がすぐに内容をつかめます。
| 項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 実施した作業 | 10月8日:診療時間の表示を変更しました。スマホでも確認済みです。 |
| 点検の結果 | 表示・お問い合わせフォームは正常でした。通信の暗号化(鍵マーク)も有効です。 |
| バックアップ | 10月15日に取得しました。次回は11月15日の予定です。 |
| 期限の予定 | ドメインの更新は12月です。更新の手続きは当社で行います。 |
| お願い | 年末年始の休診日が決まりましたら、11月20日までにご連絡ください。 |
ポイントは、「何をしたか」だけでなく、「次に何があるか」「院側は何をすればよいか」が書かれていることです。報告が過去の記録だけで終わっていると、判断に使いにくくなります。報告の様式が決まっていない場合は、上のような表の形で書いてほしい、と依頼してみてください。
報告の中で、注意して読みたい言葉
次のような表現が出てきたら、内容を確かめておくと安心です。
- 「問題ありません」だけの記載:何を確認して問題なしとしたのか、確認の範囲を質問してみる
- 「対応中」が続いている:いつまでに終わるのか、院側で必要な対応はあるか
- 「推奨します」:放置した場合どうなるか、費用や期間の目安はどれくらいか
- 「更新が必要です」:何の更新か、いつまでか、誰が行うか
- 空白や前月と全く同じ内容:実際に点検が行われているかを確認する
言葉の意味が分からない時は、検索して調べるよりも、担当者に聞く方が確実です。聞いた内容は、報告書の余白にメモしておくと、後で見返す時に役立ちます。質問の履歴が残っていると、担当者が代わった時にも、院内で経緯を共有しやすくなります。
報告が足りないと感じた時は
報告の内容が不十分に感じる時は、不満を伝える前に、何が知りたいのかを整理してから相談します。
| 困りごと | 頼み方の例 |
|---|---|
| 何をしてもらったのか分からない | 「作業した内容を日付つきで一覧にしてほしい」 |
| 専門用語が多い | 「要点だけ、3行で先頭に付けてほしい」 |
| 期限が見えない | 「ドメイン・サーバー・証明書の更新時期を毎回載せてほしい」 |
| 問題への対応が見えない | 「問題があった時は、原因と対応の結果を書いてほしい」 |
| 報告が不定期 | 「毎月◯日ごろに届く形にしてほしい」 |
それでも改善されない場合や、そもそも報告が無い場合は、保守の中身自体を見直すきっかけかもしれません。会社選びの観点は保守会社の選び方にまとめています。
報告に載った作業を、院内でも記録しておくと、より役立ちます。更新履歴の残し方をご参考にしてください。
報告を、ホームページの安心につなげる
月次報告は、受け取って終わりではなく、院内の管理の一部にします。ホームページは診療の窓口でもあるため、状態を院内で把握しておくことが、患者さんへの安心にもつながります。たとえば、事務長が毎月確認する、気になる点は院長に共有する、期限は院内のカレンダーに書く、といった形です。
- 報告の宛先を、複数の職員にしておく(担当者の不在に備える)
- 報告の内容について、院長へ一言でも共有する習慣をつくる(「今月は問題なし」でも構いません)
- 報告の保管場所を決める
- 期限のある項目を、院内のカレンダーに転記する
- 年に一度、報告の内容と契約の内容を見比べ、頼んでいる作業が実際に行われているかを確かめる
今の保守に報告がない、または内容が分かりにくい場合は、HPドクターの無料セカンドオピニオンをご利用ください。今の制作会社との契約はそのままで、ホームページの状態を専門家が確認し、分かりやすくお伝えします。
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無料でセカンドオピニオンを受けるよくあるご質問
月次報告は、毎月必要ですか?
必須の決まりはありませんが、作業が見える形で、一定の間隔で受け取れると安心です。頻度や形式は、契約の時に確認しておくとよいでしょう。
報告書が難しくて読めません。
全部を理解する必要はありません。「お願い」と「期限」の欄から読み、分からない言葉は質問してください。分かりやすい説明を添えてくれるかも、会社を見る目安になります。
報告が無い保守契約は問題ですか?
契約ごとに内容が違うため一概には言えません。ただし、作業の中身が見えないと、頼んだことが行われているか確認しにくくなります。報告を依頼できるか、まず相談してみてください。
報告書に載っていない作業を頼んでもよいですか?
契約に含まれない作業は、別途の相談になることが一般的です。含まれる作業と含まれない作業は、契約書や見積もりでご確認ください。
報告の確認も任せられますか?
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この記事は、クリニックのホームページの保守を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。運営会社は、医療法人・医療系企業の営業・採用・教育を支援する「MedLead」も提供しています。


