トラブル対処
ホームページの地図・動画が表示されなくなった時の確認ポイント
アクセスのページを開いたら、地図の場所が空白になっていた。診療案内の動画が再生できなくなっていた。「昨日までは見えていたのに」というお話は、よく伺います。地図や動画は、外部のサービスの部品をホームページに埋め込んで表示していることが多く、提供元の変更やホームページ側の更新などで、突然表示されなくなることがあります。この記事では、考えられる原因、院内でできる確認の順番、患者さんへの案内、普段の備えを、院長・事務長の方向けにまとめます。
地図や動画が表示されない、よくある場面
クリニックのホームページには、アクセスのページに地図を、診療の紹介に動画を載せていることがあります。これらは多くの場合、外部のサービスの部品を、ホームページの中に埋め込んで表示しています。
ある日、地図の場所が灰色の四角になっていたり、動画の枠だけが表示されて再生できなかったり、という状態に気づく方がいらっしゃいます。「昨日までは見えていたのに」というお話を、よく伺います。
- アクセスのページで、地図の枠が空白になっている
- 診療案内の動画が「再生できません」と表示される
- 「このコンテンツは表示できません」といった文言が出る
- パソコンでは見えるが、スマホでは見えない(またはその逆)
診療そのものには影響しなくても、場所が分からないと、初めて来院する患者さんは困ります。落ち着いて、原因を順番に確かめていきましょう。
表示されなくなる、主な原因
埋め込みが表示されなくなる原因は、大きく「提供元の事情」「ホームページ側の変更」「見る側の環境」に分けられます。
| 分類 | 原因の例 | 見分け方 |
|---|---|---|
| 提供元の事情 | 地図・動画の元のサービスで、仕様や設定が変わった | 同じ部品が、他のホームページでも見えないことがある |
| 提供元の事情 | 埋め込んでいた動画が、元の場所で非公開・削除された | 元の動画のページを開くと、見られない |
| ホームページ側の変更 | ホームページの更新・引っ越し・作り直しで、埋め込みの設定が外れた | 変更のあった日付と、表示されなくなった日が近い |
| ホームページ側の変更 | 契約している外部サービスの設定や期限の問題 | 管理していた人や契約内容を確かめる必要がある |
| 見る側の環境 | スマホやブラウザの設定、通信状況 | 他のスマホ・他のパソコンでは見える |
自分だけで見えないのか、みんな見えないのかを分けることが、最初の手がかりになります。
外部の部品が表示されない問題は、ホームページ全体が壊れたわけではないことがほとんどです。ほかのページは問題なく見えるのに、地図や動画の部分だけが空白という場合は、埋め込んでいる部品の側に原因がある可能性が高くなります。逆に、ほかのページにも表示の乱れがある場合は、ホームページ全体の状態を確かめる必要があります。
いずれの場合も、気づいた時にすぐ記録を残し、制作会社や保守会社に伝えることが、早く直すための近道です。患者さんから指摘されて初めて気づく、という事態を減らすために、普段から自院のページを定期的に開いておく習慣をつけておきましょう。
なお、地図や動画の提供元のサービスは、仕様や利用条件を変更することがあります。埋め込みを使い続ける場合は、使っている部品の名前と、誰が管理しているかを院内で把握しておくと、トラブルの時にすぐ相談できます。
まず院内でできる、確認の流れ
専門的な調べ方をする前に、院内で次の順番で確かめてみてください。全体の流れを図にまとめました。
- 別の端末・別の通信で開く自分のスマホ、パソコン、スタッフのスマホなどで開き、「どれで見えないか」を確かめます。Wi-Fiとモバイル通信の両方で確認すると、通信環境の影響を除けます。
- 元のサービスの側を確かめる地図なら、元の地図のサービスで医院の名前を検索して表示されるか確かめます。動画なら、元の動画のページを直接開いて再生できるかを確かめます。
- 最近の変更を思い出すホームページの更新、サーバーの変更、制作会社への依頼、院内の誰かが管理画面を触った日付を洗い出します。変更の履歴があれば見返します。
- 画面の状態を記録する表示されないページのアドレス、画面の写真、気づいた日時をメモします。「何が」「どこで」「いつから」を、できるだけそろえます。
- 制作会社や保守会社に伝える記録を添えて伝えます。伝え方は制作会社にホームページの修正を頼む時の伝え方のコツが参考になります。
ポイント
慌てて自分で設定を触らないことが大切です。埋め込みの設定を試行錯誤で変えると、ほかの表示まで崩れることがあります。まず記録して、専門家に伝えましょう。
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表示されない間、患者さんにどう案内するか
原因が分かって直るまでには、時間がかかることもあります。その間、患者さんが困らないように、地図や動画に頼らなくても分かる情報を整えておくと安心です。
- 住所・最寄り駅・徒歩の目安・駐車場の有無を、文章でも載せておく
- 電話番号を、押して発信できる形で目立つ場所に置く
- 動画の内容は、重要な部分を文章でも要点として書いておく
- お知らせ欄に、「地図が表示されない場合は、住所をご確認ください」と一言添えることも検討する
地図の表示や口コミ欄そのものの注意点は、クリニックのホームページに地図・口コミを載せる時の注意点にまとめています。
表示の不具合が広がっている場合は、ホームページ全体の状態も確かめます。表示されない原因が分からない時の確認の順番は、ホームページが表示されない原因と、慌てないための確認順も参考になります。
同じことを起こしにくくするための、普段の備え
外部の部品は、提供元の都合で変わることがあるため、「起きることはない」とは言い切れません。ただ、普段の備えで、気づくまでの時間を短くし、直しやすくすることはできます。
| 備え | やること |
|---|---|
| 月に1回の点検 | アクセスのページを、スマホとパソコンの両方で開いて確かめる |
| 管理の記録 | 埋め込みに使っている外部サービスの名前と、管理している人を一枚にまとめておく |
| 更新の後の確認 | ホームページを更新した後、地図や動画を開く |
| 連絡先の整理 | 外部サービスの契約・ログインの連絡先を、院内で把握しておく |
月次の点検に取り入れる項目は、ホームページ保守の月次報告に載せてほしい項目に整理しています。
HPドクターでは、無料の自動診断で、ホームページの外から見える範囲の状態を確かめられます。表示されない原因の切り分けや、外部の部品の管理についての相談は、専門家による無料のセカンドオピニオンで承っています。今の制作会社との契約はそのままで構いません。
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無料でセカンドオピニオンを受けるよくあるご質問
地図が見えない時、まず何をすればよいですか?
自分以外の端末や通信でも見えないかを確かめ、画面の写真と日時を記録して、制作会社や保守会社に伝えてください。自分で設定を触るのは避けたほうが安心です。
動画が突然見られなくなるのは、なぜですか?
元の動画が非公開や削除になった、提供元の仕様が変わった、ホームページ側の設定が外れた、などが考えられます。元の動画ページを直接開いて確かめるのが手がかりになります。
スマホだけ見えない場合は、何を疑えばよいですか?
スマホの設定や通信の状況、表示の仕組みの違いなどが考えられます。端末の種類・通信の種類・画面の写真を添えて相談してください。
直るまでの間、患者さんにはどう案内すればよいですか?
住所・最寄り駅・電話番号を文章で載せておくのが基本です。お知らせ欄に一言添えることも検討してください。
同じことを防ぐ方法はありますか?
完全に防ぐことは難しいですが、月に1回の点検や、更新の後に開いて確かめる習慣で、気づくまでの時間を短くできます。
この記事は、クリニックのホームページの保守を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。運営会社は、医療法人・医療系企業の営業・採用・教育を支援する「MedLead」も提供しています。


