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トラブル対処

WordPressの管理画面に入れなくなった時の対処法:クリニック向け

公開 2026年10月22日 約5分で読めます

休診のお知らせを載せようとしたら、WordPressの管理画面にログインできない。パスワードが違うと出る、画面が真っ白になる、いつもと違う表示が出る。そんな時、何から確かめればよいのでしょうか。慌てて何度も入力すると、かえって状況が悪くなることもあります。この記事では、クリニックのWordPressの管理画面に入れなくなった時に、状況別に確かめる順番と、ご自身で触らずに専門家へ任せたほうがよい場面を、順を追ってご説明します。

最初に、どの状況かを切り分ける

「入れない」といっても、原因は大きく3つに分かれます。画面に何が出ているかを見るだけで、対応の方向が決まります。

画面の様子主な原因の例最初の対応
「パスワードが違います」「ユーザー名が違います」と出るパスワードやユーザー名の入力違い、変更されていた登録メールでのパスワード再設定を試す
ログイン画面が出ずに、真っ白になるPHPの変更やプラグインの不具合など、ホームページ側の問題自分で触らず、制作会社・保守会社へ連絡
ログイン画面が出ずに、エラーの文章が出る同上、またはサーバー側の問題表示された文章を控えて、制作会社・保守会社へ連絡
ログインはできるが、すぐ画面が戻されるブラウザの保存情報(Cookie)の問題など別のブラウザや、スマートフォンで試す
ログイン画面のアドレスが分からない制作会社が通常と違うアドレスにしている納品資料や制作会社へ確認

何度も試さない

パスワードを何度も間違えると、一時的にログインを受け付けなくなる仕組みがあるホームページもあります。2〜3回で入れなければ、いったん手を止めて、次の確認に進みましょう。

パスワードが分からない時の再設定の手順

最も多いのは、パスワードを忘れた、あるいは担当者が替わって分からなくなった、という場合です。WordPressには、登録メールアドレス宛にパスワードの再設定を送る仕組みが用意されています。

  1. ログイン画面の「パスワードをお忘れですか?」を押すログイン画面の下のほうにあるリンクです。見当たらない場合は、画面を下へスクロールしてください。
  2. ユーザー名、または登録メールアドレスを入力するどちらか分からない時は、メールアドレスで試します。院の共有アドレスと、以前の担当者の個人アドレスの両方を試してみてください。
  3. 届いたメールのリンクから新しいパスワードを決めるメールが届かない時は、迷惑メールフォルダも確認します。数分たっても届かない場合は、登録されているアドレスが違うか、メールの送信自体に問題がある可能性があります。
  4. 新しいパスワードを台帳に控える決めたパスワードは、院が管理できる場所に控えます。控え方はホームページのパスワード管理:院内で誰が持っておくべきかにまとめています。

再設定のメールが届かない場合、登録アドレスが退職した担当者の個人アドレスだったり、制作会社のアドレスだったりすることがあります。その場合は、ご自身で調べ続けるより、制作会社や保守会社に「管理者の登録アドレスを院の共有アドレスに変えたい」と依頼するほうが確実です。

画面が真っ白・エラーが出る時は、自分で触らない

ログイン画面そのものが開かない、真っ白になる、エラーの文章が出る、という時は、パスワードの問題ではなく、ホームページの土台や部品に問題が起きている可能性があります。たとえば、サーバーのPHPのバージョンを変えた直後や、プラグインを更新した直後に起きることがあります。

この場合、ご自身でファイルを触ったり、サーバーの設定を変えたりするのはおすすめしません。状態が悪化して、患者さんが見るホームページ側にも影響が出るおそれがあります。次の情報を控えて、制作会社や保守会社に連絡してください。

  • いつから入れなくなったか
  • 入れなくなる直前に、何か作業をしたか(更新、サーバーの設定変更など)
  • 画面に表示されている文章(スマートフォンで撮影した画像でも構いません)
  • 患者さんが見るホームページ(トップページ)は表示されているか
  • どのブラウザ(Chrome、Edgeなど)で試したか

患者さんが見るページも確認する

管理画面に入れないだけでなく、ホームページ自体が表示されない場合は、診療に影響します。表示されない時の確認は、ホームページが表示されない原因と、慌てないための確認手順をご覧ください。

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専門家に頼むべき場面と、頼み方

次のような時は、院で無理をせず、専門家に任せる場面です。

  • 再設定のメールが、どのアドレスにも届かない
  • ログイン画面が真っ白、またはエラーが続く
  • 見覚えのない管理者が登録されている、いつの間にか設定が変わっている、など、不審な点がある
  • 制作会社と連絡が取れず、誰にも頼めない

特に、身に覚えのない変更や不審な点がある時は、第三者に入られている可能性も視野に入れる必要があります。確認の観点はホームページの乗っ取りを確認する方法にまとめています。

制作会社に連絡する時は、上の控えを渡し、「管理画面に入れなくなったので、状況の確認と、院の共有アドレスでの再設定をお願いしたい」と伝えます。契約に含まれる作業かどうかも、あわせて聞いておきましょう。

HPドクターは、今の制作会社との契約はそのままで、無料の自動診断と専門家による無料セカンドオピニオンで、ホームページの状態を確認します。入れない原因が分からない、誰に頼めばよいか分からない、という時は、お気軽にご相談ください。緊急時は24時間受付の体制もあります。

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入れなくなる前の備え

管理画面に入れなくなる事態は、あらかじめ備えておくことで、かなり防げます。次の4点を確認してみてください。

  • 管理者の登録アドレスを、院の共有アドレスにしておく
  • 管理者アカウントを、院長用と、責任者用の2つ以上にしておく
  • ホームページのバックアップを定期的に取っておく(詳しくはホームページのバックアップの取り方)
  • ログイン画面の入口や管理者のユーザー名を、制作会社の納品資料に残してもらう

また、PHPやWordPressの更新の前後には、管理画面にログインできるかを必ず確かめるようにしましょう。更新のリスクの考え方は、WordPressを更新しないとどうなる?で説明しています。

よくあるご質問

パスワードの再設定メールが届かない時は、どうすればよいですか。

迷惑メールフォルダを確認し、院の共有アドレスと以前の担当者のアドレスの両方を試してください。それでも届かない場合は、登録アドレスが違うか、メールの送信に問題があるため、制作会社や保守会社に依頼するのが確実です。

自分でサーバーの設定やファイルを触ってもよいですか。

おすすめしません。設定を誤ると、患者さんが見るホームページにも影響します。まず状況を控えて、専門家に確認してもらいましょう。

管理画面に入れない間、休診のお知らせはどうすればよいですか。

急ぎの場合は、電話の自動音声や、地図サービス・SNSなど、院で直接更新できる手段でお知らせし、ホームページの更新は復旧後に行います。体制づくりは休診のお知らせをすぐホームページに出す体制のつくり方が参考になります。

ログインできない原因が、乗っ取りということはありますか。

可能性は低いものの、身に覚えのない設定変更や、見知らぬ管理者の登録がある場合は、確認が必要です。自分で判断せず、専門家に状態を見てもらうと安心です。

この記事は、クリニックのホームページの保守を担当する株式会社Canvi「HPドクター」編集部がまとめました。運営会社は、医療法人・医療系企業の営業・採用・教育を支援する「MedLead」も提供しています。