トラブル対処
ホームページの「予約ボタン」が押せない・反応しない時に確かめること
「ホームページの予約ボタンを押しても、何も起きない」。受付で患者さんからこう言われたら、まず落ち着いて状況を確かめる必要があります。予約は医院にとって大切な入口で、止まっている時間が長いほど、機会を逃してしまいます。一方で、原因は「ボタンそのもの」とは限らず、お使いの端末や、外部の予約の仕組み、ホームページの更新など、いくつもの可能性があります。この記事では、院内で確かめる順番と、制作会社に伝えるべきことをご説明します。
まず、本当に押せないのかを確かめます
最初にすることは、原因を探すことではなく、「何が、どの端末で、どう起きているか」を整理することです。患者さんから聞いた内容と、院内で試した結果を、メモに残しておきましょう。
- いつから起きているか(いつ頃気づいたか)
- どの端末で起きているか(スマホかパソコンか、機種や通信の種類)
- ボタンの押した後に何が起きるか(何も起きない、白い画面が出る、エラーの文字が出る)
- ほかのページやボタンは動いているか
- 患者さんだけの問題か、院内の端末でも同じか
この情報が揃っているだけで、制作会社や保守会社の調査がぐっと早くなります。反対に「予約ができないらしい」という情報だけでは、調べる側も手探りになってしまいます。
切り分けの順番:近いところから確かめる
原因は、患者さんの手元に近いところから、遠いところへ順に確かめていくと、見落としが減ります。
| 確かめる場所 | 見ること | 考えられること |
|---|---|---|
| 端末・通信 | 別のスマホ、別の通信で試す | 端末のブラウザや通信の状態が原因 |
| ボタン周辺 | 押した時の反応、表示の崩れ | ボタンの表示や、ページの作りの不具合 |
| 外部の予約の仕組み | 予約画面を直接開いて試す | 外部の部品側の不具合や契約の問題 |
| ホームページ本体 | 直近に更新した内容 | 更新後に別の部分が動かなくなった |
| サーバー | ページ全体が開くか | サーバー側の停止や期限切れ |
ページ全体が開かない場合は、ボタンの問題ではなく、ホームページ自体が止まっている可能性があります。その場合は「ホームページが突然見られなくなった時の原因と確認の順番」もご覧ください。
予約の受付が止まっている間の対応
原因がつかめるまでの間は、お電話での予約の案内を、ホームページ上や院内の掲示ですぐに出しましょう。ホームページの停止が長引く時の伝え方は「ホームページの停止が長引く時の、患者さんへの伝え方と連絡の順番」にまとめています。
よくある原因を、仕組みから整理する
予約ボタンが反応しない時の原因は、大きく次のように分けられます。それぞれ、直す担当が違うことがポイントです。
- 外部の予約サービス側の変更・停止:予約の画面は、別の事業者の仕組みで動いていることが多く、そちらの仕様変更や障害が影響することがあります。医院側では直せないため、契約先への確認が必要です
- ホームページの更新との相性:WordPressやプラグインの更新の後に、予約部分が動かなくなる場合があります。更新の履歴を見返すと手がかりになります
- リンク先の変更・期限切れ:ボタンの行き先のアドレスが古くなって、開けなくなっている場合です。「ホームページの「リンク切れ」を見つけて直す方法」の確認が役立ちます
- 埋め込み部品の表示不良:地図や予約の部品が表示されないケースです。「外部の部品(地図・動画の埋め込み)が表示されなくなった時」で、見分け方をご紹介しています
- スマホの画面での作りの問題:パソコンでは押せても、スマホでは別の要素が重なって押せないことがあります
「ホームページが乗っ取られていないか」を心配される方もいますが、乗っ取りの場合は、ボタン以外にも見慣れない表示が出ることが多いです。気になる時は「ホームページが乗っ取られていないか確認する方法」で、見るべきサインを確かめてください。
制作会社・保守会社に連絡する手順
切り分けができたら、次の順番で連絡しましょう。情報を整理して渡すほど、対応が早くなります。
- 状況をメモにまとめるいつから、どの端末で、押した後に何が起きるかを、短く書きます。
- 画面の写真を撮るエラーの文字や、崩れている様子をスマホで撮っておきます。
- 直近の変更を思い出すホームページの更新や、お知らせの追加を行った日を確認します。
- 連絡窓口に一報を入れる緊急の対応が必要な旨を、はっきり伝えます。メールだけでなく、電話もあわせると確実です。
- 仮の案内を出す電話予約の案内を、ホームページと院内の掲示に出します。
- 直った後に、もう一度試す別の端末でも、予約の流れを最後まで試して確かめます。
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起きる前にできる備え
予約ボタンの不具合は、起きてから慌てるより、起きにくくする備えのほうが大切です。次の点を、日ごろから確かめておきましょう。
- 月に一度、スマホとパソコンの両方で、予約の流れを最後まで試す
- 外部の予約の仕組みの契約先と、連絡窓口を一覧にしておく
- ホームページを更新した後は、予約ボタンの動作も確かめる
- 連絡先(制作会社・保守会社)を、院内の分かる場所に書いておく
保守会社に任せている場合は、予約の動作確認が点検に含まれているかを、契約の範囲として確かめておくと安心です。範囲の考え方は「保守会社に任せる範囲と、院内で持っておく範囲の分け方」で整理しています。
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無料でセカンドオピニオンを受けるよくあるご質問
予約ボタンが押せない時、まず何をすればよいですか。
いつから、どの端末で、押した後に何が起きるかをメモし、別の端末でも試します。あわせて、電話予約の案内をすぐに出してください。
パソコンでは押せるのに、スマホでは押せないと言われました。
スマホの画面での作りに問題がある可能性があります。端末の機種や画面の写真を添えて、制作会社に伝えてください。
予約の仕組みは別の事業者のものです。誰に連絡すればよいですか。
まず、その予約サービスの契約先に、障害や仕様変更が出ていないかを確認してください。ホームページ側の問題と切り分けるため、制作会社にも一報を入れておくと安心です。
更新した後から動かなくなった気がします。
更新した日と内容を、制作会社や保守会社に伝えてください。更新との相性が原因かどうかを調べる手がかりになります。
直った後は、何を確かめればよいですか。
スマホとパソコンの両方で、予約の流れを最後まで試してください。確認メールが届くかどうかも見ておくと安心です。
この記事は、クリニックのホームページの保守を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。運営会社は、医療法人・医療系企業の営業・採用・教育を支援する「MedLead」も提供しています。


