セキュリティ・弱点
ホームページの管理画面で使っていないプラグインを整理する考え方
WordPressなどで作られたホームページには、「プラグイン」と呼ばれる追加機能が入っています。予約、フォーム、地図、表示の高速化など、便利な機能を足せる反面、使わなくなった機能がそのまま残っていることも少なくありません。この記事では、使っていないプラグインを放置すると何が負担になるのか、院内で洗い出す手順、消す前の備え、制作会社や保守会社への頼み方を、専門用語をかみくだいて整理します。
プラグインとは何か、なぜ放置が負担になるのか
プラグインは、ホームページに機能を足す小さな部品です。スマホのアプリのようなもの、とお考えください。必要な機能ごとに部品を入れていくため、数年たつと、かなりの数になっていることがあります。
使わなくなった部品が残っていると、次のような負担が生まれます。
- 更新が必要な部品が増え、保守の手間と確認の範囲が広がる
- 更新が止まった部品は、弱点が見つかっても直されないことがある
- ホームページの表示が重くなる原因になることがある
- どの部品が何のためのものか分からなくなり、トラブル時に原因を探しにくい
一般に、ホームページの弱点は、本体より追加の部品から見つかることが多いと言われます。部品が少ないほど、気にかける範囲は小さくなります。弱点が見つかった時の流れは、WordPressのプラグインの弱点が見つかった時にやることに整理しています。
ただし、減らせばよい、という単純な話ではありません。必要な機能まで外すと、予約や問い合わせが止まることがあります。慎重に、順番に進めることが大切です。
医院のホームページの場合、患者さんの目に見えない部分の部品ほど、存在を忘れられがちです。たとえば、過去のキャンペーンのために入れた部品、以前の予約の仕組みの名残、試しに入れてそのままになった部品などです。見た目に影響がないため、誰も気にしないまま、何年も残ってしまいます。
院内でできる洗い出し:何が入っていて、何のためか
最初にやるのは、消すことではなく、一覧を作ることです。管理画面に入れる方(または保守会社)に頼んで、入っている部品の一覧をもらいましょう。
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 名前と用途 | 何のための部品か。分からないものは「不明」と書く |
| 使われているか | その機能が、今のホームページで実際に使われているか(予約・フォーム・地図など) |
| 更新の状況 | 最近更新されているか。長く更新されていない部品は要注意 |
| 導入した人・時期 | 誰が、いつ、何のために入れたか。分かる範囲で記録する |
| 止めた時の影響 | 止めると、どのページや機能に影響が出そうか |
一覧ができたら、「使っている」「使っていない」「分からない」の3つに分けます。分からないものは、消さずに、制作会社や保守会社に用途を確かめます。
管理画面にログインできる人が限られている場合は、ホームページの管理画面に入れる人を見直すチェックリストも合わせてご覧ください。誰が部品を入れられる状態なのかを、先に整理しておくと、一覧づくりもスムーズです。
一覧づくりの際は、部品の名前だけで判断しないことも大切です。名前から用途が想像できても、実際には別の機能の土台になっていることがあります。たとえば、フォームの部品が、予約の画面とも連動している、というような場合です。用途の判断は、制作会社や保守会社の説明を聞いたうえで行いましょう。
一覧は、院内で見られる場所に保存しておきます。担当者が代わった時にも引き継げるよう、更新日と作成者も書き添えておくと便利です。契約や名義と合わせて整理する方法は、ドメインの名義と契約先を確かめる方法も参考になります。
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消す前の備えと、安全な進め方
部品を外す作業は、ホームページの表示や機能に影響が出る可能性があります。次の順番で、慎重に進めましょう。
- バックアップを取る作業前の状態を保存します。戻せる状態にしてから始めます。バックアップの考え方も参考にしてください。
- 診療に影響しにくい時間帯に作業する休診日や、アクセスの少ない時間に行います。
- 1つずつ止めて、確かめるいきなり削除せず、まず「停止」して、表示や機能に問題がないかを見ます。
- しばらく様子を見てから削除する数日〜数週間、問題がなければ、削除します。
- 記録を残すいつ・何を・誰が外したかを控えます。
予約・問い合わせフォーム・セキュリティ関係の部品は、見た目では分からなくても重要な役割を持っていることがあります。用途が確かめられないうちは、触らないのが安全です。フォームや予約の部品が止まった場合の確認は、予約ボタンが押されない時に確かめることが参考になります。
作業を行った後は、トップページ・診療案内・予約・問い合わせフォームの4つを、パソコンとスマホの両方で開いて確かめます。問い合わせフォームは、実際に試し送信して、院内に届くところまで確認すると安心です。万一、表示が崩れたり機能が止まったりした場合は、慌てず、バックアップから戻す相談をしましょう。
整理の途中で迷った時は、元に戻せることを最優先にしてください。判断に迷うものは残し、確かめられてから次の機会に整理する、という進め方で構いません。
制作会社・保守会社への頼み方と、普段の備え
整理は、院内だけで行わず、ホームページの管理をしている会社に相談するのが基本です。頼む時は、次のように伝えると、話が早く進みます。
- 「入っているプラグインの一覧と、それぞれの用途を教えてください」
- 「使っていないものがあれば、整理の提案をください」
- 「作業前のバックアップと、作業後の確認をお願いします」
- 「作業の内容を記録として残してください」
頼み方の全体のコツは、制作会社に修正を頼む時の伝え方のコツにまとめています。また、保守の契約に含まれる範囲は、保守契約書で確認したい項目で見直せます。
普段の備えとして、年に1〜2回、部品の一覧を見直す時期を決めておくと、数が増えすぎるのを防げます。点検の時期は、年間の点検カレンダーに入れておきましょう。新しい機能を足す時にも、「何のために」「誰が管理するか」を先に決めておくと、後から整理しやすくなります。
HPドクターでは、無料の自動診断で、ホームページの外から見える範囲の状態を確かめられます。部品の整理や、更新状況の確認の相談は、専門家による無料のセカンドオピニオンで承っています。今の制作会社との契約はそのままで構いません。
整理の結果、部品が減ると、更新の確認や点検の範囲が小さくなります。保守の費用や手間の見直しにもつながることがあります。ただし、減らすこと自体を目的にせず、「必要な機能を、管理できる範囲で保つ」ことを目標にしましょう。
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無料でセカンドオピニオンを受けるよくあるご質問
使っていないプラグインは、すぐ消してよいですか?
すぐ消さず、一覧を作って用途を確かめ、バックアップを取ってから、1つずつ停止して様子を見るのが安全です。
用途が分からないプラグインは、どうすればよいですか?
消さずに、制作会社や保守会社に用途を確かめてください。予約やフォームなどに使われていることがあります。
プラグインが多いと、ホームページが遅くなりますか?
原因のひとつになることがあります。ただし、数だけでなく、中身や使い方にもよります。
整理は自分でできますか?
管理画面を触れる方なら一覧づくりまではできますが、削除や停止は、影響が分かる専門家に任せるほうが安心です。
どのくらいの頻度で見直せばよいですか?
年に1〜2回を目安に、点検の時期を決めておくと、数が増えすぎるのを防げます。
この記事は、クリニックのホームページの保守を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。運営会社は、医療法人・医療系企業の営業・採用・教育を支援する「MedLead」も提供しています。


